オーストラリアドル週報(2019年4月第3週)

豪ドル/円、上値余地を探る動き。短期は強気。78円割れで下値リスクが点灯。

オーストラリアドル週報(2019年4月第3週)

豪ドル/円、上値余地を探る動き。短期は強気。78円割れで下値リスクが点灯。

4/18に発表されたオーストラリアの3月の雇用統計は、失業率は市場予想通りの5.0%でしたが、新規雇用は+25.7千人で市場予想の+15千人を大幅に上回りました。これを受けて為替市場では対ドルで0.7199、対円でも80.60まで急伸しましたが、上値を追い切れずに小反落しています。米中貿易交渉が5月末にも合意する可能性が伝えられて、リスク回避的な動きが後退していることや、オーストラリアの景況感も引き続き良いことから、豪ドルは対ドル、対円で堅調推移となっています。

チャートを見ると、日足は3/25に付けた77.54を直近安値として下値をゆっくりと切り上げる流れを維持しています。また、この間に4/12の日足が80円台に実体を置く陽線引けとなり、78〜80円ゾーンでの揉み合いから頭一つ抜け出して新たな上昇トレンド入りの可能性が生じています。中期トレンドはまだ強気転換していませんが、日足は豪ドル強気の流れにあります。日足の上値抵抗は80.60-70、81.10-20に、下値抵抗は79.90-00、79.60-70にあります。21日、120日移動平均線は79.19と79.62に位置しており、これらをしっかりと上抜けて強い状態を保っています。200日線は80.22にあり、これが下値抵抗として働くかどうかに注目しています。

一方週足は、3週連続陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを維持しています。また、直近の週足が79.70-80にあった週足の上値抵抗をしっかり上抜けて越週しており、新たな上昇トレンド入りの可能性が点灯しています。12月第3週の大陰線(高値81.50)を上抜けて来るまでは下値リスクを残しますが、揉み合いを上抜けた勢いで上値トライの動きが先行しています。但し、現状下での可能性は低いと見ていますが、78円台を維持出来ずに越週した場合は80円台で戻り天井を見た可能性が高くなり、一段の豪ドル下落に繋がり易くなります。週足の上値抵抗は80.50-60、81.10-20に、下値抵抗は79.50-60、78.50-60にあります。31週移動平均線は79.81にあり、これを上抜けて来ましたが、62週移動平均線は80.97に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに変わりありません。

豪ドル/円、上値余地を探る動き。短期は強気。78円割れで下値リスクが点灯。

豪ドル/円【週足】:(4/17現在31週移動平均線は79.81にあり、これを上抜けて新たな上昇トレンド入りの可能性が点灯中だが、62週線は80.97にあり、上値抵抗として働く可能性がある)

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