トルコリラ円ショートコメント(2019/4/8)

先週のレンジは安値が19.38レベル、高値が20.35レベルと、予想よりもトルコリラが強い週となりました。

トルコリラ円ショートコメント(2019/4/8)

トルコリラ円ショートコメント

先週の振り返りですが、改めて上値が重たい週になりやすいと見て「19.30レベルをサポートに20.20レベルをレジスタンスとする週」を考えました。実際のレンジは安値が19.38レベル、高値が20.35レベルと、予想よりもトルコリラが強い週となりました。

先週はトルコの地方選の開票結果からスタート、選挙前からエルドアン大統領率与党AKPの苦戦が伝えられていましたが、トルコの3大都市(イスタンブール、アンカラ、イズミル)で全て与党候補が落選と予想以上にエルドアン大統領に逆風が吹いたと言えます。また長年クルド人に対して弾圧を加えてきましたが、トルコ人口の2割弱と言われるクルド人が支持する政党が今回当選した野党候補に票を回したことが大きかった様子です。

しかし、エルドアン大統領は、与野党の票差が少ないことからイスタンブールとアンカラで票の数え直しを行っているため、状況によっては与党候補が逆転当選となることもありえます。ただ、トルコではこれまでも与党AKPは投票数の不正を行ったといった疑惑もあり、仮に逆転したとしてもエルドアン大統領の人気が戻るようなことは無いでしょう。また、米国との対立も依然として続いていて、このこともトルコリラの上値を抑える要因となりますが、今週は経済指標では11日の経常収支が注目されそうです。

テクニカルには微妙な感じになってきました。
4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

ここ2週間の動きは高値を切り下げ、安値を切り上げと三角もちあいのパターンを形成し、今週初にそのもみあいを下抜けしたように見えます。しかし、このパターンは要注意でもちあいは8割程度の位置でどちらかに抜けると大きな動きとなりやすいものの、もちあいの頂点にまで行った場合にはもみあい継続となりやすい、というパターンにあてはまります。

であるとすると、大きな下げも見込めず上値は20円の大台が心理的な壁といった感じになりやすいと言えます。今週は先週のレンジの中で19.40レベルをサポートに、大台20.00レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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