ポンドテクニカル(19/3/22)

EUサミットでは英国の要望であった6月末までの離脱期限延期を却下し、4月12日までに修正案で合意するか、合意なき離脱を選ぶかを迫りました。

ポンドテクニカル(19/3/22)

ポンドテクニカル

昨日から本日まで開催されているEUサミットでは英国の要望であった6月末までの離脱期限延期を却下し、4月12日までに修正案で合意するか、合意なき離脱を選ぶかを迫りました。これまでユンケル委員長は欧州議会選の始まる5月23日以降の離脱は無いと発言していましたが、その欧州議会選に英国として出るのか出ないのかの最終判断も含め、英国議会に早期の決断を迫ったと言えるでしょう。

そして12日までに合意できた場合には5月22日まで、合意できなかった場合にはその時点で合意なき離脱を迎えることとなります。残された時間はわずか3週間、一段と合意なき離脱の可能性が高まり、昨夜のポンドは一時1.30の大台割れ目前まで売られました。しかし、引けにかけては再び楽観的な見方も出て1.31台前半へと戻しています。

個人的には最近の英国議会の混乱と期限切れリスクを考えると、ここまで楽観的な見方にはとてもなれず、4月12日までは様子見が正しいように思います。仮にドンデン返しで離脱しないということになったら、それから買っても十分間に合うでしょう。

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ボンドドル日足

本日はテクニカルにいまのポンドの立ち位置を見てみましょう。日足チャートをご覧ください。
1月の年初来安値と2月安値を結んだサポートラインと、それに平行なラインとで上昇チャンネルを描いてありますが、サポートは3月安値でも反発、昨日も下ヒゲでトライしたものの終値ではチャンネル内へと戻し、いまだ抜けたとは言えない状況です。

しかし英国を取り囲む状況を考えると、この上昇チャンネルは早晩下抜けする可能性が高く、その場合には年初来安値1.2452と年初来高値1.3380の半値押しにあたる1.2916をターゲットとする流れが考えられます。

まだ本日もEUサミットは続きますが、離脱期限に関する取り決めは変わることは無さそうですから、引き続きポンド売りの動きには注意が必要でしょう。

オーダー/ポジション状況

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