ユーロドル EU離脱修正案否決後も上昇維持(3/13夕)

13日の東京市場でユーロドルは底堅く推移。

ユーロドル EU離脱修正案否決後も上昇維持(3/13夕)

ユーロドル EU離脱修正案否決後も上昇維持

13日の東京市場でユーロドルは底堅く推移。昨晩EU離脱修正案の可決への思惑や、米消費者物価指数の不冴えがドルの頭を抑えたことで、採決前に1.13台に達したユーロドルは、未明に下院で再び大差で修正案が否決された後も一時1.1305まで上値を伸ばすなどやや予想外の反応。その後東京オープンまでに反落はしたものの下落幅は限られ、日中は1.1280-90の高値圏で横ばい推移となりました。
夕刻欧州勢参入後は一旦1.1279と本日の安値を試しましたが、先ほど発表された1月の欧州圏鉱工業生産の予想外の上ブレをうけ、東京時間19:00過ぎに再び1.13台を回復しています。

EU離脱修正案が英議会で否決されたため、本日は同議会で「合意無き離脱」の可否が採決される予定ですが、前回も否認されており、今回も合意無き離脱に走る可能性はきわめて低いものと思われます。その場合、明日以降今度は離脱期日の延期が可決される見通しです。
本日大きくユーロが崩れなかったのは、そこまでを既定路線としてとりあえず期日が延長されることへの安心感と、もしかするとその先のブレグジット自体の消滅の可能性を読んだ部分もあったのかもしれません。

ただ、離脱期日の延期にはEU加盟国側の一致した同意が必要であり、EU側からは延期の目的を確認するべきだという声が既に上がっています。離脱修正案の再交渉に応じることは無いと明言しているEUが何のあても無い期日の先延ばしを容認するかは不透明で、今後合意無き離脱に陥るのか、さらに修正交渉を粘るのか、あるいは早期に国民投票を再度行う方向に舵を切るのか、選択肢が増えた分不透明感も増しています。

テクニカルにはユーロドルは3/7-8の1.12割れでの底抜けを回避。中期膠着レンジの中央部分に回帰しており、本日1.1313レベルの21日移動平均線を目指す動きが続いています。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。本日この後20:00にMBA住宅ローン指数、21:30に米2月の生産者物価指数、1月の耐久財受注、23:00に建設支出の発表があります。

ユーロドル EU離脱修正案否決後も上昇維持

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