ユーロドル続伸 EU離脱協定案採決を楽観(3/12夕)

12日の東京市場でユーロドルは続伸。

ユーロドル続伸 EU離脱協定案採決を楽観(3/12夕)

ユーロドル続伸 EU離脱協定案採決を楽観

12日の東京市場でユーロドルは続伸。
朝方、メイ首相のEUとのEU離脱協定修正交渉で、アイルランド国境の所謂「バックストップ条項」に法的拘束力を伴う修正が加えられたとの報道に、ユーロドルは1.1274まで上昇、一旦は弱含みましたが、夕刻欧州勢参入後再びユーロ買いが強まり、東京時間18:00現在は日中高値を更新し、1.1283レベルで取引されています。

メイ首相とユンケル欧州委員長は朝方記者会見を行い、メイ首相はバックストップ条項の除外に非常にクリアなタイムテーブルが確保されたと述べ、議会に法案可決を呼びかけました。
11日に新たに二つの合意文書が作成され、EUが英国を「バックストップ条項」に拘束し続けないことや争いが生じた場合には独立した第三者の仲裁危機感で紛争処理を処理すること、バックストップ条項を発動させないための国境管理の回避策を今年の末までにEU英国双方が見つけるよう努力する項目が従来の協定案に加えられました。この内容での離脱可否を日本時間明日未明に英議会が採決することとなります。

ただ、市場に楽観ムードが広がる一方で、与党の反対派や野党労働党からは、従来の内容との本質的な差異は無いとして、引き続き反対する声も多く、予断を許さない状況が続いています。

テクニカルにはユーロドルは金曜以降の反発で再び中期膠着レンジの中央部に回帰、目先は1.1316レベルの21日移動平均を目指す動きです。

序盤の欧州株価指数先物はリスク選好の回復にほぼ全面高。
今晩この後はまず21:30に米2月のCPIが発表されます。事前予想は前年比+1.6%、そしてEU離脱修正案の採決は現地時間19:00(日本時間明日未明4時)過ぎに行われる予定です。

ユーロドル続伸 EU離脱協定案採決を楽観

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