ユーロドル7日急落の半値まで戻す(3/11夕)

11日の東京市場でユーロは概ね横這い推移

ユーロドル7日急落の半値まで戻す(3/11夕)

ユーロドル7日急落の半値まで戻す

11日の東京市場でユーロは概ね横這い推移。日中は1.12台前半での小動きに終始しましたが、夕刻欧州勢参入後はややユーロ買いが強まり、7日のECB理事会後の急落からちょうど半値戻しとなる1.1249に達し東京時間18:30は1.1250レベルでの取引です。

金曜の発表された米雇用統計ではヘッドラインの非農業部門雇用者数の増加はわずか2万人にとどまり、事前予想18万人増を大幅に下回りました。ここまで米国の好況を支えてきた雇用の拡大に翳りが見られたことで、米株が続落。対ユーロでは米ドルも売られ、ユーロドルは前日ECBの経済先行きに対する全面警戒態勢によりつけた底値1.1177から徐々に回復しています。

米欧両経済圏の経済鈍化の綱引きの様相を呈しているユーロドル相場ですが、2017年初の安値1.0341から昨年2月の直近高値1.2555までの上昇の61.8%戻し1.1187をつけたことの達成感もあり、一旦下値探りは小休止。ただ、明日以降は英議会での離脱修正案採決を皮切りに英国のEU離脱問題が再びクローズアップされることとなりますので、今週も波乱含みではあります。

序盤の欧州株価指数先物は概ね上昇。
今晩21:30には米2月の小売売上高速報値の発表があり注目されます。

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ユーロドル日足

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