ドル円1ヵ月ぶりの114円台、ドル高基調継続か(11/9夕)

9日の東京市場は、114円挟みの揉み合い。終日を通した値幅は20ポイント強に過ぎないレンジ取引。ドルは高値圏での一進一退に終始している。

ドル円1ヵ月ぶりの114円台、ドル高基調継続か(11/9夕)

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9日の東京市場は、114円挟みの揉み合い。終日を通した値幅は20ポイント強に過ぎないレンジ取引。ドルは高値圏での一進一退に終始している。

前日のNY終盤の流れを継ぎ、ドル/円相場は113.95-00円で寄り付き、そののち114円台を記録したものの定着は出来ず。下値も堅いが、利益確定売りなどに押され、上値の重い値動きが続く展開となった。前日比15円安で始まった日経平均株価が下げ幅を拡大、終値ベースでは200円以上下落したことも嫌気されていたという。
結局、値幅は113.80-114.05円といったところで、ドルは強保ち合いに終始。16時時点では113.90-95円で推移し、欧米時間を迎えていた。

一方、材料的に注視されていたものは、「米中間選挙を受けた日米関係」について。
朝日新聞が「開かれない『日米経済対話』、米側は麻生発言を問題視か」などと報じ物議を醸すなか、当の麻生財務相から「ペンス米副大統領との来日時の会談は調整中」との発言が聞かれたうえ、わずか10分程度ながら「日米首脳が電話会談実施」と報じられるなど、日米が関係悪化を懸念するほどの状況にはなっていないことが明らかになった。
また、それらとは別に米紙WSJが報じた「サウジ政府系シンクタンク、OPEC解体の影響を調査」、豪中銀が発表した議事録要旨における「将来のある時点で利上げが適切となる可能性」との見解、ロイターによる「カナダ、新貿易協定の文言変更求める米国に反発」報道−−などが話題になっていたようだ。

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ドルはさらなる続伸をたどり、昨日NYの終盤そして本日の東京時間にも、10月5日以来となる一時114円台を記録している。前回高値114.55円を起点としたフィボナッチで見た場合、一連ドル高進行でドルの戻りメドをすべて超えてきており、次なるターゲットは100%戻し(114.55円)か。一本調子で、そのレベルまで到達するかはわからないが、リスクがドル高方向に高いことは間違いなく、さらなるドル高進行が期待されている。
材料面で見た場合、中間選挙を受けたトランプ氏の政権運営方法に依然として関心が高い。先で指摘した「日米首脳会談の電話会談」についても、選挙後トランプ氏が最初に電話をかけた他国首脳が安倍首相とされるなど、トランプ氏と安倍首相は良好な関係が続いているようだが、貿易問題はそれとは別。米中もさることながら、日米貿易問題も、引き続き予断の許さない状況が続きそうだ。

テクニカルに見た場合、前回のドル高値114.55円を起点としたフィボナッチ76.4%戻しにほぼ合致する113.80-85円を高値にやや上げ渋りの様相だったが、昨日NY時間にしっかりと上抜けてきた。さらに、その勢いを買う格好で114円台まで上値を伸ばしてきている。
リスクが上方向に高いことはまず間違いなく、そのターゲットは年初来高値の114.55円。ただ、日経新聞もかつて報じた今年の年間変動幅が過去最小にとどまっていることを参考にすれば、年内に先の年初来ドル高値を更新する展開も否定出来ないだろう。

一方、材料的に見た場合、10月の生産者物価指数や11の月ミシガン大学消費者信頼感指数速報といった米経済指標が発表されるほか、ウィリアムズNY連銀総裁やクオールズFRB副議長による講演も実施される予定となっている。それらは当然要注意。
また、中間選挙後の初外交として「トランプ氏は9日から訪仏し、ロシア大統領と昼食会で顔合わせする予定」とされている。一連の政治要因にも一応注意しておきたい。さらに、昨日にオーストリー紙スタンダードが「EU離脱交渉、数日中に合意」と報じた英国情勢なども気にかかる。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは、113.40-114.40円。ドル高・円安方向は、昨日NYで記録したドル戻り高値の114.05-10円が最初の抵抗。抜ければ年初来高値の114.55円がターゲットに。
対するドル安・円高方向は、113.80円前後に弱いサポートが位置しており、まずは同レベルの攻防に注視。割り込むようだと、一目均衡表の転換線が位置する113.20円前後が意識されそうだ。

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ドル円日足

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