トルコ経済大臣、中銀に大規模な金利引き下げを求める
オランダのハーグに滞在中のトルコの経済大臣ムスタファエリシュ氏は昨日の記者会見でトルコ中銀は6月までインフレ低下を見込んでいて、現在はトルコにとって世界経済の低迷を経済の拡大の機会と捕らえるべき時であり、中銀は急進的金利の引き下げを行うべきだと述べました。
トルコのインフレ率は3月に大幅な低下を見せており、中銀は3月に予想外の足元金利の引き下げを行う等のアクションをとっていますが、今回の経済大臣の発言はそれをさらに意図的かつ大規模に行うべきとの提言であり、為替市場にも驚きをもって迎えられました。
この発言後トルコリラは対ドルで2.83から2.85まで対円では39.00から38.70レベルまで値を下げました。その後対ドルでは2.84割れレベルに戻していますが、対円は円が109円台に入っていることもあり38円台半ばまで売り込まれています。
トルコではすでに国内に約三百万人に上る難民が滞在しているとされ、一部では消費を支えているのは難民なのではないかとの見方も出ています。
一方で、難民が及ぼす失業率の増加や食料価格の上昇など長期的な影響を懸念する声も出ていて実体経済に及ぼすプラス面とマイナス面の議論が進みつつあります。
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