トルコ経済大臣、中銀に大規模な金利引き下げを求める
オランダのハーグに滞在中のトルコの経済大臣ムスタファエリシュ氏は昨日の記者会見でトルコ中銀は6月までインフレ低下を見込んでいて、現在はトルコにとって世界経済の低迷を経済の拡大の機会と捕らえるべき時であり、中銀は急進的金利の引き下げを行うべきだと述べました。
トルコのインフレ率は3月に大幅な低下を見せており、中銀は3月に予想外の足元金利の引き下げを行う等のアクションをとっていますが、今回の経済大臣の発言はそれをさらに意図的かつ大規模に行うべきとの提言であり、為替市場にも驚きをもって迎えられました。
この発言後トルコリラは対ドルで2.83から2.85まで対円では39.00から38.70レベルまで値を下げました。その後対ドルでは2.84割れレベルに戻していますが、対円は円が109円台に入っていることもあり38円台半ばまで売り込まれています。
トルコではすでに国内に約三百万人に上る難民が滞在しているとされ、一部では消費を支えているのは難民なのではないかとの見方も出ています。
一方で、難民が及ぼす失業率の増加や食料価格の上昇など長期的な影響を懸念する声も出ていて実体経済に及ぼすプラス面とマイナス面の議論が進みつつあります。
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2023.01.28
南アランド週報:『慢性的な電力不足と金利先高観後退を背景に下落トレンド再開か』(1/28朝)
南アランドの対円相場は、一目均衡表基準線および21日移動平均線に続伸を阻まれる形で、週末にかけて反落しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2023.01.28
トルコリラ週報:『大統領選に向けての利下げ観測再浮上。来週はCPI・PPIに注目』(1/28朝)
トルコリラの対円相場は、昨年10/21に記録した戻り高値8.17円をトップに反落に転じると、1/16に、約1年1ヵ月ぶり安値となる6.75円まで急落しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2023.01.28
来週の為替相場見通し:『来週は米FOMCおよびECB理事会がメインイベント』(1/28朝)
ドル円は今週は幾分持ち直す動きとなりましたが、130円アッパーでの戻り売り圧力が根強く、結果として上値の重さを再確認する展開となりました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:山中 康司
2016.04.11
トルコリラ円レポート月曜版(2016年4月11日)
トルコ円は「39.10レベルをサポートに、39.90レベルをレジスタンスとする流れ」を予想し
-
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。