ユーロドル「雲」に沈んでの取引(4/20夕)

20日の東京時間、ユーロドルは昨日よりややレンジを下げて、1.23台前半中心の小動きに終始しました。

ユーロドル「雲」に沈んでの取引(4/20夕)

ユーロドル「雲」に沈んでの取引

20日の東京時間、ユーロドルは昨日よりややレンジを下げて、1.23台前半中心の小動きに終始しました。

昨晩の海外市場では全般的には新規材料難の中、最近の経済指標等から推察される米景気の好調を背景として米長期金利が上昇。米国債10年もの利回りが一時2.93%をつけるなど再び3.00%を視野に入れる動きとなってきた事から、次第にドル買いが優勢となりました。
ユーロドルは海外序盤には一時1.24をつける場面もありましたが、上記の金利上昇に伴い次第にドル買い優勢となり1.23台前半まで下落。ただ、下値を追う動きともならず、本日東京時間は1.2336-49の狭いレンジでの取引に終始しました。その後夕刻欧州勢参入後はやや下押しし、東京時間18:30現在は1.2301まで下値を攻めた後1.2305レベルでの取引です。

先ほど15:00に発表となった3月のドイツの生産者物価指数は予想+2.0%に対して+1.9%と弱めでしたが、直後には反応はありませんでした。

これまで市場を占拠してきたいくつかの大きなテーマがいずれも小康状態となり、市場はファンダメンタルズや、それを反映した中長期の金利動向に目が行きやすくなっています。
とりわけ欧州と米国の比較では、最近は期待を裏切りがちな欧州の経済指標からは景気のスピードダウンを、トランプ大統領の政策に翻弄されながらも、底がたい動きを続ける米経済からは景気の加速を連想しやすい状況で、その意味ではユーロドルの下押しはしばらくの間はやむをえないところです。

テクニカル的にもユーロドルの現在の水準は昨晩の下落で、このところ終値ではかろうじてクリアしていた日足の一目均衡表の雲の中に沈み、更に21日移動平均線(本日1.2332レベル)をも下抜けたばかりか、一度は浮上した中期のトレンドラインを再び割り込む動きとなり、このところのユーロ上昇ムードは大幅に払拭されています。

ユーロドルの下値目処は89日移動平均線が本日1.2250近辺、その下が一目均衡表の雲の下限1.2235。上は昨日まで下値を支えた雲の上限が1.2354、その上はずっと重かった1.24。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの動き。
本日この後は23:00にユーロ圏の4月消費者信頼感速報値の発表があります。

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