ECBキャピタルキー規定の緩和を示唆(2017年2月17日)

キャピタル・キー規定とは、ECBが現行のQE(量的緩和)を遂行する中で、ECBが行う債券買い入れは、各中央銀行のECBへの出資比率に基づいて行われるとの規定です。

ECBキャピタルキー規定の緩和を示唆(2017年2月17日)

ユーロドル:2月17日のファンダメンタル分析

テーマ:ECBがキャピタル・キー規定の緩和を示唆で金利低下。

キャピタル・キー規定とは、ECBが現行のQE(量的緩和)を遂行する中で、ECBが行う債券買い入れは、各中央銀行のECBへの出資比率に基づいて行われるとの規定です。
つまり独の様な出資比率の大きな国の国債の買い入れ額が多いという事です。

昨日発表された1月の理事会議事録によれば、その規定を柔軟的に運用する旨が示唆され、ハイ・クレジットからハイ・イールド債への流れが起きました。因みに、
スペイン10年国債は、15日の1.69%水準から、昨日1.59%水準まで、約10bp低下。
イタリア10年国債は、15日の2.35%水準から、昨日2.25%水準まで、約10bp低下。
ポルトガル10年国債は、15日の4.10%水準から、昨日4.00%水準まで、約10bp低下。
に対して
独10年国債は、15日の0.37%水準から、昨日0.35%水準まで、約2bp低下。
米10年国債は、15日の2.50%水準から、昨日2.46%水準まで、約4bp低下。

そのECB議事要旨によれば、ユーロ圏では今年、各国で選挙が続くので、ECBが現行の金融緩和の縮小には消極的である旨が示されています。
ユーロ圏経済へのリスクは、依然、下向きである旨も述べられています。
先日の理事会後の記者会見においても、ドラギ総裁も現行のQEは自身の任期いっぱいは少なくとも継続し、引き続きリスクは下向きである、と同じ意向を述べていました。

一方、FRBは利上げ過程に入っているので、米欧の金融政策の方向の違いから、明らかにユーロドルは下値模索の過程にあるとみるべきでしょう。

ユーロドル:2月17日のテクニカル分析

ポイント:基準線・転換線を回復しての、下値模索の動き一旦調整。

テクニカルには、依然2本の先行スパン1.0553と1.0821の間にあるものの
2日の高値1.0829を付けた後の下押しトレンドの継続の中にあるとの見方
に変わりはありません。

15日は長い下ヒゲを伴う実態の短めの陽線で、先行スパン1の下抜けはしませんでした。
その底硬さに反発され1.0680まで上戻し。
日足の一目均衡表の転換線は昨日の1.0660から本日も下げてくる中、
基準線は横ばいの1.0641で、
実勢値1.0674はそれら2本を上抜けた水準に位置しています。

今日のポイントは、日足の一目均衡表の転換線です
同線を下回っている限りは安値更新の可能性があり
1.1.0553に位置する日足の一目均衡表の先行スパン1。
2. その下は前日安値の1.0522が下値目途です。
3.同レベルを下抜けてくれば売りサインとなり、1月3日の年初来安値1.0339が意識されます

上値目途は
1. 前日高値の1.0680
2. その上値は今後1週間程度横ばいと見られる日足の一目均衡表・先行スパン2の1.0821
ですがその後の反落に注意です。

今日のレンジは、1.0500~1.0700と見ます。

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