今週も市場閑散(週報2016年12月最終週)

月曜日は全世界的クリスマスの休場

今週も市場閑散(週報2016年12月最終週)

ユーロドル:12月19日からの先週

先週は下値を試し1.0351の新安値をつけたものの勢いは無く、1.04台前半をじりじりと上げて引けました。

19日は東京市場で19日の高値1.0479を付けましたが、欧州時間に入りイタリア懸念への不透明感が強まりユーロが、下落、再び1.03台へと入り1.0392まで下押し安値圏1.0402で引けています。

20日は、前日のユーロ売り先行の流れのまま、前日引けの1.0402で始まり。そのまま勢い無く20日の安値1.0351まで下押しました。その後はやや戻して1.0408まで戻した後、1.04台を維持できずに1.0386で引けています。
市場は明らかにクリスマスモードで動意薄でした。

21日は、前日に新安値1.0351をつけたもののその下げの勢いは続かず、1.04台前半をじりじりと21日の高値の1.0451まで上げました。明日は東京が休場、欧米市場は短縮取引と市場はますます薄い中で方向性は出にくい中、1.0424でひけました。

22日は、ECBがインフレ上昇見通しを示したことや、イタリア大手銀行への救済期待などがユーロ買いにつながったので1.0422から1.0499まで上昇したが、1.0437に戻して引けました。イタリアのモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行が市場から十分な資金を得られず、増資計画を断念との報道に金融システム不安が浮上、ユーロ売りが再燃た日でした。

23日は、1.0426から1.0469まで上昇し、1.0456で引けました。クリスマス休暇入りで市場の流動性が低下する中、行って来いの方向感がハッキリしない一日で下。ドイツで発生したトラックテロの容疑者がイタリアのミラノ郊外で銃撃戦の末、死亡とのニュースが入りましたが、反応は限定的でした。1.04台半ばでの神経質な値動きに終始しています。

ユーロドル:12月26日からの今週


CME通貨先物ポジション状況:12月20日時点
(12月20日)(12月13日) (12月6日)
円 ▲75449 ▲63429 ▲33937
ユーロ▲78045▲87513 ▲114556
ポンド▲59350 ▲72343  ▲77238

シカゴIMM:短期投機・投資家によるユーロの売り持ち高は前週から更に減少。
過去最高の買い持ち高は、2007年5月15日 +119,538、
過去最高の売り持ち高は、2010年2月9日 -57,152

シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
11.44(0.01)VIX指数はほぼ変わらずでの引け。米株が上昇して引け上昇幅を縮小するも、プラス圏での引け。
2016年最大は32.09、過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39

イタリア政府は23日、経営難に陥っていた国内3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行(モンテ・パスキ)の公的支援を決定。
ユーロ圏で3番目の経済規模のイタリアで信用不安が広がれば、欧州全体に飛び火する可能性もあるからです。
ジェンティローニ首相は23日未明(日本時間同日午前)の記者会見で、金融不安の回避に全力を尽くす考えを強調しましたが、そんなにひどい状況なのかと却って市場を不安にしています。

市場はイタリア問題に関する動向に神経質です。

モンテ・パスキ への公的資金注入が決まったことで、市場の関心は銀行株に移っている面もあります。
この報道を受け、イタリアの銀行株は0.64%の上昇、イタリア政府がモンテ・パスキに対する公的資金注入などの救済を決めたことが好感された格好です。
モンテ・パスキの株の取引は、救済条件が明確になるまで取引停止となっていました。

モンテ・パスキへの公的資金注決定が、良いニュースなのか、悪いニュースなのか、判断が難しいところです。
そして、それを判断するのは市場です。

予想レンジは、1.0300~1.0600 と見ます。

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