ユーロドル:11月4 日のファンダメンタル分析
2日の海外市場以降もドル安の流れは続き、FOMCでは想定通り現状維持に加え12月利上げの流れには変化なしとの見方から、東京市場が休場となった3日のアジア市場ではトランプリスクを懸念したリスクオフの動きが加速しました。ドル円が102.55レベル、ユーロ円も114.02レベルまで水準を下げ、その後は短期筋の買い戻しも入り、前日NYクローズ近くまで戻したものの、上値は重く103円を割り込んでの引け。ユーロドルも基本的にドル円と同様の動きを辿り1.1126レベルの高値をつけた後にやや押して引けています。
引き続き8日の大統領選投票日に向け、トランプリスクを意識する展開が続きますが、本日は米国雇用統計もあり、まずは雇用統計の結果が12月のFOMCに向け利上げ思惑を後退させない内容かどうかを見極めることとなります。コンセンサスは失業率が4.9%、NFPが+17.5万人となっていますが、NFPに関しては多少弱くても+15万人を超える数字であれば、利上げ思惑の後退にはならないものと考えられます。以下、「雇用統計まで」の動きとしてテクニカルな面を中心にコメントを加えておきます。
ユーロドル:11月4 日のテクニカル分析
ユーロドルは、この2日間で1.11台前半を何度かトライしながらも一進一退の展開を続けています。英国のEU離脱に関して議会の承認が必要とする判決や四半期インフレ報告においてポンド安がインフレ見通しを大幅に上昇させる等の材料がポンド高に繋がり、その動きもユーロを下支えすることとなっている様子です。本日は1.1125レベルをレジスタンスに、1.1070レベルをサポートとする流れとします。
ユーロ円は、ドル安の流れの中でリスクオフの動きから円買いがより強い動きとなっているため、上値の重たい展開が続きやすい地合いです。雇用統計もドルを介在しないため、影響を受けにくく当面は戻り売りを考えることとなります。本日は114.60レベルをレジスタンスに、113.90レベルをサポートとする流れでしょう。
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