ニュージーランド2022年第4四半期失業率の予想
NZの失業率が明日の早朝に発表されます。四半期毎の公表となっています。
NZの失業率関連指標(1月31日13時00分現在予想)
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(1) 就業者数(前期比ベース、黒い縦線より右は今回予想値、赤はゼロ)
前回3Qの就業者数は前期比・前年比共に予想を上回りました。今回4Qは前期比で+0.3%の伸び、前年比では+1.5%の伸びに留まりますが、前年の4Qは上図の〇印にある様に、僅か+0.1%の伸びに留まっていたので、今回は+1.5%になっています。全般的には、前期比・前年比共にあまり芳しい数値予想とはなっていません。
下図(2)で見られるように、失業率の改善はかなりの水準まできているので、就業者数の大きな伸びは期待し難いと思われます。また、NZ中銀が四半期毎に公表している11月時点の2022年末失業率は3.2%で、今回はやや悪いですが、想定の範囲内です。ところが、2023年の失業率は四半期毎に、3.6%⇒3.9%⇒4.4%⇒4.8%とかなり悪化予想になっていますので、就業者数の伸びにも限界がありそうです。
その失業率は2021年4Qの3.2%を底に3.2〜3.3%で1年間横這いになりました。中銀予想なら、今後は右肩上がりになります。
(2)失業率(黒い縦線より右は今回予想値、赤い線はNZ中銀の22年末予想3.2%)
NZドル米ドル相場についてはシカゴポジション371を御参照願います。
昨日の相場はNZドルが弱い状況で、レンジとしては0.6461〜0.6510となり、トウバ陰線になりました。
今日も現在までの底値は0.6438付近までありました。目先はシカゴ371内で0.6425〜0.6538レンジでの収斂としましたが、先に下値トライになっています。
明日は、この失業率から始まりFOMC、ECB、来週には豪州中銀の金融政策も控えているので、ドル中心の動きに左右されそうです。
その意味でシカゴがNZドルロングを利確したのは良かったことになりそうで、次は押し目があった場合に、再び買うかを確認する必要あります。
(1月31日14:10、1NZドル=0.6448米ドル)
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