ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが、「週足チャートでの下値ターゲットと直近の安値圏がレジスタンスとなると考え、7.40レベルをサポートに7.70レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.37レベル、高値が7.67レベルと、予想レンジよりも若干ランド安での値動きとなりました。
先週のランド円は週初こそ前週からの上値の重い動きが先行していましたが、水曜は日銀会合の現状維持で乱高下、木曜はテクニカルに安値を下抜けた動きから売りが強まりました。南アで長期化している停電(1日7〜10時間)措置は、国営電力会社エスコムが17日に停電時間を短縮すると発表したものの、停電自体は今後も継続することから買い材料とはなりませんでした。
そして今週注目されるのは南ア中銀の政策金利決定会合です。コンセンサスでは0.5%の利上げと、今回の利上げでの打ち止めとなっていますが、今回の利上げ幅縮小を一気に0.25%にまで縮小するとの見方もあり、その場合にはランド安材料となりそうです。ここではコンセンサス通りに0.5%と想定しテクニカルにも見てみましょう。
いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
先週後半に下げたことで安値を更新してきましたので、下降チャンネルの下限をその安値に合わせて引き直しました。大きくは先週見た週足チャートにおける下降チャンネル(7.29が次のターゲット)で、かなり近い水準ではありますが、今週は利上げ幅が0.25%とならない限り、そこまでの下げは無さそうです。
今週のところは4時間足チャートにおけるチャンネルを参考にして、7.35レベルをサポートに、7.70レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。
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