米11月鉱工業生産指数の予想(22/12/15)

本日はラガルドECB総裁の金融政策後の定例記者会見開始30分後に11月の鉱工業生産指数(IP)と同設備稼働率(CU)が発表されます。

米11月鉱工業生産指数の予想(22/12/15)

米11月鉱工業生産指数の予想

(日本時間2022年12月15日23時15分発表予定)

本日はラガルドECB総裁の金融政策後の定例記者会見開始30分後に11月の鉱工業生産指数(IP)と同設備稼働率(CU)が発表されます。もしかしたら記者会見中の発表もあり得ます。今日はECBの金融政策からこのIPまでくると消化不良になりそうですが、トレンドだけは押さえていきたいと思います。
前回は2つ共に予想を下回る数値でした。特にIPの前月比はマイナスになっています。今回11月予想もIPは横這い、CUはダウンの予想になっています。

下図を見ると、青のIPは今年7月を高値にして、横這い乃至やや下降になっています。先行指標であるオレンジ色のNY連銀製造業景況指数(NY)はここ数ヶ月は上向きになっていますが、これは8月の▼31.1が消えたためで、移動平均線自体は6ヶ月マイナスのままです。NYは昨年9月にピーク(下図内の@)を付けてから大きく下がっています。過去のパターン(下図内A)を見ると、1年強でIP(緑の矢印)に影響を与えているので、現状の横這いは肯ける予想となっています。小売も芳しくなく、製造業も低調になっています。

米11月鉱工業生産指数の予想

(今回予想2022年12月15日8時30分現在)

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数

(青の矢印が今回の発表値予想)

下図はユーロドルの日足チャートです。9月28日底値からのサポートA(=0.9960)とそこから平行に上げたB(=1.0410)でユーロ高トレンドを形成していましたが、11月11日に上抜け、Bから平行に上げたC(=1.0650)とこのCから平行に下したD(=1.0370)で11月中旬以降、新たなユーロ高トレンドとなっていました。
直近では、11月10日底値から上げたサポートE(=1.0550)とCでユーロ高ウェッジも形成していましたが、Cを抜け始めたことで一段高狙いに入れそうです。目先は今年5月下旬高値のF(=1.0780)乃至4月初旬・下旬の高値G(=1.0950)が目安になりそうです。
今日の各指標等でEを割り込まないことが重要になります。

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数 2枚目の画像

(2022年12月15日13:55 1ユーロ=1.0650ドル)

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