NZの2022年第2四半期GDP予想
(今回発表予想)9月14日10時現在
(1)GDP推移
15日早朝、NZの2022年2QのGDPが発表されます。前回1Q・GDPは前期比・前年比共に予想を下回り、特に前期比はマイナスになりました。結果、前年比も予想値半減でした。今回2Qは前期比で+1.0%、前年比で0.0%の予想です。上図(1)ではCovid-19前の青の上昇トレンドより少し下がっていますが、昨年の3Qに起きたロックダウン後の落ち込みからは回復を継続しています。(2)は前年比での伸びですが、2021年2Qは〇印にあるように、大きく伸びた四半期でしたので、前年比ではそれがベースとなり、伸び率ゼロの予想になっています。従い、もし前年比でプラスにでもなれば、かなり良い数値と言えそうです。尚、中銀の2022年GDP予想(8月時点)は前期比ベースで、2Q+1.8%、3Q+0.6%、4Q+0.2%、2023年1Q+0.4%、2Q+0.0%になっており、今回は中銀予想よりは低い数値になっています。
NZドル米ドル相場はシカゴポジション351内で、「…今週は新たに、8月25日高値から抵抗線が今日0.6150にあり、金曜日には0.6110まで下がります。もしこの抵抗線を越えれば、0.6160、0.6190〜00までの上値が見られそうです。下値は0.6060〜70、0,6030〜40、そして大台代わりの0.6000になります。流れはNZドル安トレンドが継続しています。」としましたが、月曜日の高値は0.6158(終値0.6138)、火曜日の高値は0.6162(終値0.5996)で、上記の抵抗線を越えられずに昨日の米国CPIでNZドルは大きく売られ、大台の0.60絡みで推移しています。このままNZドル売りが継続すると、日足では0.5980〜90、0.5950、0.5910にサポートがあります。一方週足では0.5920〜0.6330のNZドル下降ウェッジを形成しています。日足・週足共に0.5910〜20をサポート出来るかがポイントになります。尚、上値は0.60の大台、0.6030〜40、0.6070〜80、0.6110〜20、0.6150〜60に抵抗線があります。まず今日の米国PPI、そして明朝の2Q・GDPが大きな材料になります。
(9月14日13:00、1NZドル=0.5996ドル)
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:中島 光牙
2023.09.21
FOMC(9月19-20日開催)結果のポイント:ややタカ派を確認できたことで安心のドル買い
米連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場の想定通り、政策金利は下限5.25%、上限5.5%で据え置いた。
-
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2023.09.21
ドルは連日の高値更新、英国情勢など注意(9/21夕)
21日の東京市場はドルが小幅に続伸。本邦要人から口先介入が発せられるなか、逆にドルは小幅ながら値を上げ、年初来高値を更新している。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:川合 美智子
2022.09.16
ニュージーランドドル週報(2022年9月第3週)
NZドルは対米ドルで下落、対円では本邦当局の円安けん制発言もあって、2015年6月来の高値となる87円台後半から反落しています。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2022.09.12
N$シカゴポジション(2022年9月6日現在)
先週のシカゴは、ロング800枚増、ショート400増となり、ネットショート400枚減になりましたが、ほとんどスクエアの状態が続いています。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。
- 掲載情報には価格.comFX口座比較に参画する事業者が提供するPR情報が含まれています。