ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「テクニカルな観点から8.20レベルをサポートに、8.60レベルをレジスタンスとやや下押しを継続する週」を見ていました。実際のレンジは安値が8.16レベル、高値が8.51レベルと、予想レンジよりもやや上値が重たい一週間となりました。
先週のランドはFOMC後のパウエル議長会見によるドル売りの動きがドル円以上にドルランドで強まったことをきっかけに一時的に8.51レベルまで買われたものの、その後は日銀会合を前にした円高の動きで週間安値8.16をつけ、週末にかけては週初の水準に戻しと、日米金融政策前後の振れに影響された一週間となりました。
今週は主要国の金融政策イベントが一巡したことで動きは鈍くなりそうですが、水曜に発表される南アのCPI(前回5.9%)の数字が6%を超えると見られています。南ア中銀のターゲット上限が6%であることを考えると次回7月の南ア中銀会合での利上げも視野に入ってきますので、その場合にはランド円については買い材料となりそうです。6%を超えるかどうかに注目しておきたいところです。
テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
これまでサポートライン(ピンク)を先週一時的に試しましたが、まだこのサポートラインが効いていると見てよさそうです。いっぽうで上側のターゲットとしては先々週高値と先週安値の61.8%戻しとなる8.55が目途となるでしょう。
今週はサポートラインが位置する8.20レベルをサポートに、テクニカルなターゲット8.55レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
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