ユーロドル1.11台前半、持合い下放れ株価動向次第で下げ加速の恐れも
28日の東京市場でユーロドルはじり高後に続落。朝方1.1143レベルで取引が始まったユーロドルは、日中材料難の中、日経平均株価が急反発したことなどから、夕刻にかけじり高推移し、1.1156まで上昇しました。しかし、夕刻欧州勢参入後は欧州株が全面安となったことなどからユーロ売りが強まり、一時1.1121の安値をつけ、東京時間18:30現在は、1.1126レベルで取引されています。
ユーロドルの場合は株安も、米長期金利の上昇も下落要因となりますので、引き続き不安定な株価の動向次第では、下げが加速する恐れがあります。
昨晩海外市場ではパウエルFRB議長記者会見のタカ派的内容を受けての米欧金融政策の方向性の違いの拡大、ウクライナを巡る地政学的リスクにより、ドル買いユーロ売りが加速、昨年11/24に記録した直近安値1.1186を下抜け、米国時間にかけ2020年6月以来、約1年8ヵ月ぶり安値となる1.1132まで急落しました。しかし、欧米株式市場で株価が下げ止まる形となったことからそれ以上の安値追及とはならず、1.1143レベルで東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、直近安値の1.1186を下抜けたことで、強いユーロ売り地合いとなりました。当面のターゲットは2020年3月安値の1.0636から21年1月の直近高値1.1239までの上昇の76.4%戻し1.1040となります。
序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面安。今晩この後は22:30に米12月個人所得・消費支出、
24:00に米12月ミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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