ユーロドル 先週末の米雇用統計不冴えで方向感失う
7日の東京市場でユーロドルは終始方向感なく推移。朝方1.1262レベルで取引が始まったユーロドルは、日中は1.1260-75レンジに収まる小動きが続きました。夕刻欧州勢参入後やや下方向にシフト、下値を1.2145まで広げましたが大きな動きとはならず、東京時間20:00現在は1.2156レベルで取引されています。
先週末の海外市場では注目された米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが事前予想に届かず、前日のADP雇用統計や週間失業保険申請件数の好調に市場で膨らんだ期待がはじけた形となり、ドルが急落。発表前に1.2115-20レベルで推移していたユーロドルは発表後1.2185まで急騰、前日の下落分の大部分を回復し、1.2167レベルで越週となりました。
テクニカルにはユーロドルは金曜夜の下落で上昇基調を外れ、その後買い戻されたものの21日線は回復できず、本日も21日線(1.2175レベル)に頭を抑えられた形となっており、ユーロ買い基調回復には至っていません。
結局思ったほどの雇用の急回復はなかったことで、米国のテーパリング議論も喫緊の必要性に迫られることはないとの市場判断で相場は方向感を失っています。
序盤の欧州主要株価指数はおおむね堅調推移。今晩この後重要な経済指標等の発表は予定されていません。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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