ユーロドル新規材料待ち1.22挟みで方向感なく推移
27日の東京市場でユーロドルは方向感なく推移。昨晩海外時間にユーロドルが大きく反落した流れを受け、朝方1.2192レベルで取引が始まったユーロドルは、午前中一時1.2175まで下押しする場面もありましたが、その後は方向感を失い、欧州勢参入後は1.22を挟んで上方向にやや値幅を広げる動きとなり、東京時間19:30現在は1.2203レベルで取引されています。
昨晩海外市場ではECBのパネッタ理事が債券購入の減速を正当化する根拠は見当たらないと発言したことなどから、テーパリング観測が後退、ユーロドルは欧州序盤から軟化しました。加えてFRBのクオールズ副議長が米経済が引き続き力強さを示すなら、FOMCで資産購入を縮小する議論を始めることが重要と発言、米国でのテーパリング議論は前進しつつあるとの認識でドル買いも強まり、ユーロドルは1.22を割り込んでアジア時間を迎えました。
テクニカルにはユーロドルは1.22近辺でのもみ合いが継続。4月以降の上昇チャンネルの下限(本日1.2160レベル)に接近しつつあります。ただ、現状は転換線に絡む動きとなっており、また下限のトレンドラインの下には21日移動平均線も1.2136レベルを上昇中。それなりに下値は堅そうです。
序盤の欧州主要株価指数はまちまち。今晩この後は21:30に米4月の耐久財受注、新規失業保険申請件数、米第1四半期GDP改定値、個人消費、コアPCE、23:00に4月中古住宅販売の発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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