ニュージーランド政策金利の予想(21/4/13)

2021年4月14日11時に公表予定です。

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ニュージーランド政策金利の予想(21/4/13)

ニュージーランド政策金利の予想

明日14日(水曜日)午前11時にNZ中銀から政策金利が公表されます。

(市場の予想)

NZ準備銀行(中銀)政策金利(オフィシャル・キャッシュレート:OCR)
現行0.25%⇒0.25%で据え置き予想(レンジなし)
(4月13日10時現在の予想値)

政策金利はエコノミスト全員が据え置き予想になっています。2020年3月に最後の利下げをしてから13ヶ月目ですが、その時点の中銀コメントでは「今後12ヶ月はこのレートを維持するか、必要とあれば追加緩和策を講じる」としています。結果、1年間は据え置きを継続し、追加緩和策はありませんでした。
また、前回会合(2月24日)では「委員会は必要に応じて追加の金融政策を提供する用意があることで合意し、必要に応じてOCRをマイナスにする操作もできることを確認した。」としてエコノミストは先々に追加緩和策(利下げ、債券購入額増など)があると見ています。
以下はエコノミストの予想です。中間値は0.25%で変わらずですが、先々ではゼロ金利を予想しているエコノミストが散見されます。

ニュージーランド政策金利の予想

今年7月会合から一部エコミストが0.0%への利下げ実施を予想しています。

今回の注目点は
@ 今年2月時点で、中銀GDP見通しが上昇修正され、2020年12月末 年率0.3%、2021年12月末 同0.6%、2022年12月末 同3.7%となりました。2021年の回復が遅いとの見方があり、インフレ目標の達成に時間がかかる可能性が高いこと。
A GDPを構成する部門間の成長格差が激しく、この解消を目指したい。
B ここ数回の会合で、OCRのマイナス金利化も選択肢との議事要旨があり、この手立てを考える要件がでるのではないか。
としています。いずれにせよ、今回据え置きしても将来的には追加緩和策ありとの予想です。

昨日のNZドル米ドル相場は、レンジ0.7013〜56の狭い範囲内とない、ローソク足はほぼ十字線になりました。まだシカゴポジション277の状況は変わっていません。目先はNZドルが弱く、心理的サポートの0.70を割った場合に、次の0.6940サポートで止まるのか否かとなっています。上値は0.7100を越えて終わることが必要で、また、今日のシカゴ締日では0.7070の抵抗線を越えられるかをウォッチしておきます。
尚、次回の金融政策は2021年5月26日(水)に予定されています。
(4月13日13:40、1NZ=0.7009米ドル)  

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