オーストラリアドル週報(2021年2月第4週)

豪ドルは対米ドル、対円で反落しています。

オーストラリアドル週報(2021年2月第4週)

短・中期トレンドは“豪ドル強気”維持。82.50割れで終えた場合下値リスク点灯。

今週はオーストラリア独自の注目材料はありませんでしたが、Covid19のワクチン接種の進行に加えて感染者数も減少傾向にあることから、世界経済の“コロナ後”を見据えた動きが強まり、長期金利の上昇とリスクオンの動きが同時進行する展開となりました。今週も円の全面安が継続する中で、豪ドルは資源価格の上昇や中国経済の底堅さも押し上げ要因となって、対米ドル、対円で週初から上値を追う動きが先行しましたが、米10年債利回りが一時1.61%台まで急伸すると、これを嫌気して株式相場が下落に転じ、為替市場でもリスクオフの動きが強まり、豪ドルは対米ドル、対円で反落しています。

チャートを見ると、日足は10/29に付けた73.14を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは“豪ドル強気”の流れに変化が認められません。対円で82.30-40、対米ドルで0.7800-10にあった強い上値抵抗を2/19足がそろって上抜けて終えており、新たな上昇トレンドに入った可能性が点灯中です。短期トレンドは82.50割れで終えない限り変化しません。日足の上値抵抗は84.40-50,84.80-90,85.50-60に、下値抵抗は83.00-10,82.50-60にあります。21日、120日、200日移動平均線は81.53,77.80,76.70にあり、短・中期トレンドは“豪ドル強気”の流れにあります。

一方直近の週足は、高値圏で引ける大陽線が出ており、この足が82.50超えで越週したことにより、新たな上昇トレンドに入った可能性が生じています。高値引けの反動で今週は週初から上値トライの動きが先行しましたが84.50-60に週足の抵抗があり、これを実体ベースで上抜け切れずに押し戻されています。83円割れで越週した場合は前週の立ち上げの可能性を打ち消して、下値リスクがやや高くなりますが、短期トレンドは82.50割れで終えない限り、変化しません。また、この場合でも中期トレンドが強い状態を保っており、80円割れで越週しない限り調整下げの範囲内となります。週足の上値抵抗は、84.50-60,85.60-70,87.10-20に、下値抵抗は83.10-20,82.00-10にあります。31週、62週移動平均線は77.66と74.71に位置しており、中期トレンドは“豪ドル強気”の流れを変えていません。

短・中期トレンドは“豪ドル強気”維持。82.50割れで終えた場合下値リスク点灯。

2/25現在、31週、62週移動平均線は77.66と74.71にあり中期トレンドは“豪ドル強気”の流れにある。

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