N$シカゴポジション(2021年1月5日現在)

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

N$シカゴポジション(2021年1月5日現在)

シカゴポジション(CME)264

シカゴポジション(CME)264

主要通貨ポジション(単位:枚)(2021年1月5日現在の数値)


ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

シカゴは全般的にポジション調整の週になりました。但し、NZドル以外はポジションの枚数を積み上げ、総枚数が増えているので、相場を動かすエネルギーを溜めたことになります。

シカゴのNZドルは3週連続でポジション調整してきました。ロング1,280枚減、ショート750枚増で、差し引き530枚のロング減で、ネットロングは12,000枚弱となっています。NZドルも豪ドル同様に締日以降にNZドルの高値を付けているので、一段とロングを手仕舞いしている可能性があります。チャートを見ると、0.6770〜0.7260のNZドル高トレンドの上限まできており、もし一段とロングを手仕舞いしていればテクニカル沿った動きになります。このトレンド内の緑売りのサポートラインは0.7050辺りにあります。今日の締日でここを切るまでの売りは出ないと思いますが、来週以降はサポートラインの上昇で切れる可能性が高まっていきます。

さて、実際の相場は0.7160〜0.7380レンジのNZドル高になっています。5営業日で50ピップス程度上昇する急角度になっており、昨日は下ヒゲだけ下抜いています。現在のスポットは丁度サポート下限にあるので、週末迄には0.72辺りまでNZドルが上昇していないと、下抜けになります。もし0.7150未満で終わることになると、シカゴは一段とロングを落としてくる可能性が高くなります。サポート切れた場合は0.7110、0.7080、0.7030、そして大台代わりの0.70の順にあります。10月中旬底値が0.6550、先週高値が0.7315ですので、765ピップスも上げており、38.2%戻しが0.7023付近ですので、やはり大台が1つの下押し目途になりそうです。
上値は0.7250、0,7290、0.7320に抵抗線があり、最後がダブルトップになります。(1NZドル=0.7173ドル、1月12日14:55)

シカゴポジション(CME)264 2枚目の画像

(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

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