A$シカゴポジション(2020年12月21日現在)

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

A$シカゴポジション(2020年12月21日現在)

シカゴポジション(CME)262

シカゴポジション(CME)262

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

シカゴはNZドルを一部利確した動きとなった以外、米ドル売りになっています。また締日が21日と従来の火曜日ではなく1日前の月曜日になっています。金曜日がクリスマスの影響で1日前倒しの集計と思われます。

シカゴはさすがに豪ドルショートを半分以上落としてきました。それでもスポットは締日で豪ドル高となっているので、一度含み損確定の動きと思われます。ポジションは軽くなったとはいえ、まだ4,400枚のショートですので、豪ドルは堅調に推移しています(前回15日締日の終値0.7557、21日締日終値0.7585、今現在0.7590付近)。今日の締日でどの位ショートを減らしているのか、あるいは再度ショートを積み上げたのか注目されます。ポジションの内訳はロング7,500枚増、ショート2,600枚増でネットロングは4,900枚増となりました。豪ドルの高いところを買っています。もし今日の締日でショートを積み上げると、今回の買いを手仕舞った可能性が高くなります。ポジション総数が10,100枚増ですので、今後の相場変動を大きくします。

チャートを見ると、豪ドル高ウェッジの上限を抜けかけて推移しています。21日のウェッジ上限が0.7560付近、終値が0.7585で、今日の上限が0.7580になりますので、NY終値でレンジ内に収まるか完全に上抜けるか確認します。尚、ウェッジ下限は0.7300付近にあります。

さて、実際の相場では先週0.7510〜0.7680の急角度の豪ドル高トレンドライン内としましたが、今週は0.7530〜0.7700になっています。直近高値がヒゲの0.7641(実体では0.7620)ですので、ここが横抵抗線になり、ここをクリアしないと0.77トライに繋がりません。下値は0.7570、0.7550、0.7530の順にサポートあり、最後を切れて終わると豪ドル高トレンドの中で一度調整時間帯に入りそうです。あくまで感覚ですがシカゴがポジション調整済んだ段階で短期的な豪ドル高が終わりそうな感じがしています。前回も書きましたが、10月30日の底値0.6991から約2ヶ月弱で650ピップスの豪ドル上げとなっています。12月足は0.7361寄値からの大陽線になっています。現在のスポット付近で終わるとまだ豪ドルは強い状態を保ちます。残り3営業日で上ヒゲが長くならないかをウォッチします。

シカゴポジション(CME)262 2枚目の画像

(1豪ドル=0.7592米ドル、12月29日10:40)

オーダー/ポジション状況

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