3. N$シカゴポジション(2020年5月12日現在）

N$シカゴポジション(2020年5月12日現在）

NZドルポジションは豪ドル同様に、ネットショートを900枚積み上げてきています。

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N$シカゴポジション(2020年5月12日現在）

シカゴポジション（CME）230

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション（CME）230

主要通貨ポジション（単位：枚）(2020年5月12日現在の数値)


ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、＋数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位（１枚当たり）：豪ドル/米ドル＝100,000豪ドル、NZドル/米ドル＝100,000NZドル

NZドルポジションは豪ドル同様に、ネットショートを900枚積み上げてきています。内訳はロング100枚減、ショート800枚増で、前週に続きショートポジションを積み上げ、ネットで15,000枚越えになっています。チャートを見ると、先週のシカゴ締日で終値0.6076米ドルとなり、トレンドライン寸前まで行きましたが、結局抵抗線越えができませんでした。その結果、水曜日以降の3日間で120ピップスものNZドル安になっています。現在のトレンドライン下限であるこの抵抗線は0.6080米ドルにありますので、明日の締日までにこの水準以上になるのはかなり厳しくなっています。

実際の相場は、依然として0.6035〜0.6900米ドルのNZドル安トレンドラインを形成し、過去9週間はこの下限ラインに絡む動きが続き、先々週には終値ベースでレンジ内に入ったものの、先週は包み大陰線となり、再度下限を割り込んでいます。これまで通り完全上抜け（レンジ内への回帰）を確認しないと、NZの戻り高トライには入れないようです。今週以降も0.6035米ドルが非常に強い抵抗線として残っています。下値は0.5910、0.5840米ドルにサポートあり、後者を切ると、再度直近の底値0.5469米ドルまでのダブルボトムをトライする動きに入れます。この手前に0.5670に強いサポートあるので、ここが最初の大きな下値ポイントになりそうです。

シカゴポジション（CME）230 2枚目の画像

（1NZドル＝0.5951米ドル、5月18日14:00）

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