豪州株式NZ株式、為替の動き(2016年5月25日)

3月のNZ利下げ、5月の豪州利下げを好感して、両国共に株価が堅調です。

豪州株式NZ株式、為替の動き(2016年5月25日)

過去5年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き

(1)豪州株価指数とNZ株価指数推移(2016年5月24日現在)

(1)豪州株価指数とNZ株価指数推移(2016年5月24日現在)

3月のNZ利下げ、5月の豪州利下げを好感して、両国共に株価が堅調です。特に豪州株は下落トレンドを上に抜いており、あと2015年の高値まで一息です。この高値を更新すると一段の豪州株高となりそうです。一方でNZ株も相変わらずの上昇トレンドを継続しており、少しバブルの感じにも見えます。それでもオレンジのサポートラインを割らない限りはNZ株高を維持すると思われます。目先は上げ過ぎの調整になるかもしれません。

   (2)	豪ドルNZドル為替推移(青)と2国間株価指数比

   (2) 豪ドルNZドル為替推移(青)と2国間株価指数比

(オレンジ:上図の指数推移を「豪州株÷NZ株」で表したもので、上方に行けば豪州株高、下方がNZ株高)

上図(2)のオレンジ色折れ線が底打ち初めています。(1)のチャートでは両国の株価指数が上昇していますが、その上昇割合は最近、豪州株がNZ株を上回る動きに変わってきています。
一方で豪州ドル/NZドルは、2015年初のNZ高を付けて以降は横這いを続けています。急激なNZ株価上昇にも関わらず、為替はNZ高トレンドを継続できずにダイバージェンスを起こしかけています。仮にダイバージェンスとなれば(例えば、オレンジの下降ラインが上昇に変わるなど)、豪州株≧NZ株か豪州ドル≧NZドル、すなわち株か為替のどちらか先に行った方に、後が吸い寄せらます。

さて、為替ですが、AUD/NZDは2015年以降、1.0500〜1.1350の大きなレンジで横ばいになっており、まだこのレンジが有効になっています。現在のスポットは1.0660〜70で、レンジ下限に近付く動きになっています。これは5月初旬の豪州中銀の利下げが引き金になっています。
仮に1.05切る動きになればパリティ付近(1豪ドル=1NZドル)のダブルボトムまでの下値余地ができます。逆にサポートされて、豪ドル高に戻っても1.08に強い抵抗線があり、ここを越えないとレンジ上限に向かう流れに入れません。
(5月25日15:15現在、1豪ドル=1.0669NZドル)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る