ユーロドル FRBのハト派姿勢確認と米長期金利低下でほぼ一方向に上昇(6/20夕)

20日の東京市場でユーロドルは上昇。

ユーロドル FRBのハト派姿勢確認と米長期金利低下でほぼ一方向に上昇(6/20夕)

ユーロドル FRBのハト派姿勢確認と米長期金利低下でほぼ一方向に上昇

20日の東京市場でユーロドルは上昇。本日未明にFOMCの結果が公表され、政策金利に変更はなかったものの一名が利下げを求め反対したこと、声明文の景気認識の表現が「緩やかな拡大」に後退、また委員会の姿勢を示す文言から「辛抱強く」の文言が消え、更に同時に発表された関係者の政策金利見通しで17名中8名が年内利下げを予想したことなど、当初予想よりややハト派色が強いと判断される内容となりました。

これを受けてドル金利の先安感が強まり、ユーロドルは1.12台半ばに上昇。その後やや戻し1.12台前半で東京時間を迎えました。しかしながら、東京時間に入っても米長期金利の低下は止まらず、10年もの米国債利回りが一時約2年半ぶりに1.97%台をつけたことから主要通貨に対しドルが全面安の様相となり、ユーロドルも日中ほぼ一方向に上昇しました。夕刻、米長期金利が下げ止まりを見せてもユーロドルでのドル売りは収まらず、18:30現在は1.1300挟みの水準で取引されています。

テクニカルにはユーロドルは本日の上昇で21日移動平均線、日足の一目均衡表の「雲」を突き抜けて再び1月からの緩やかな下降トレンドの上限に接近しつつあります。ただ、日本を除く主要国の中銀が景気腰折れ防止の金融緩和への動きを見せる中、欧州中銀も既に利下げも辞せずの姿勢を明らかにしており、サプライズ的な米金利低下を吸収した後は一方的なユーロ高ドル安ともなりにくいものと思われます。

序盤の欧州株価指数先物は欧州圏の金融緩和傾向と海外株高にほぼ全面高、今晩この後20:00には英国中銀が金融政策を発表予定である他、21:30には米1Q経常収支、新規失業保険申請者数、フィラデルフィア連銀景況指数が、23:00には景気先行指数と消費者信頼感指数がそれぞれ発表される予定です。

ユーロドル FRBのハト派姿勢確認と米長期金利低下でほぼ一方向に上昇

ユーロドル日足

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