ポンドの下値ターゲット
昨日はポンド関連で2つの注目材料がありました。ひとつは英中銀の四半期インフレ報告、もうひとつはメイ首相とEUとの協議です。
前者はブレグジットの不透明感から2019年の成長率見通しを1.2%へと大幅に下方修正しましたが、1.2%という数字は国民投票直後以降と同じで過去10年間で見ても最低の水準です。後者は、建設的な議論が行われたとはいうものの、2月下旬に予定されている次回協議へ持ち越され具体的なことは何も決まっていません。
昨日のポンドは成長率下方修正でいったんは売られたものの引けにかけては東京市場の水準へと戻す不自然なほどの強さです。これはユーロと比べてもそうなのですが、ユーロドルが最近の下げで1月の安値圏に近づいているのに対して、下の日足チャートを見ても分かる通り、ポンドは1月安値と高値の半値押しにも届いていません。
ポンドドル日足
個人的にはブレグジットの不透明感の割に、ポンドは買われすぎている気がしてなりません。短期的にも半値押しの1.2835から61.8%押しの1.2745レベルあたりまでの調整は考えておいた方が良いと考えています。
関連記事
-
日本円(JPY)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.04.24
日銀会合のポイント:物価見通し引き上げは想定線、植田日銀総裁も口先介入を明確に行うか注目(4/24)
今会合は、3月にマイナス金利の解除を実施してから最初の会合となる。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:川合 美智子
2024.04.24
ユーロ円 上値余地を探る動き(24/4/24)
昨日の海外市場では、ドルが対ユーロで売られる展開となり、ユーロ円は続伸して引けました。
-
その他
Edited by:山中 康司
2019.02.22
2月15日以降の株、金、仮想通貨(19/2/22)
2月15日から週明け19日までのNYダウ、金、BTCの動きを実際に比較してみましょう。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。