ユーロ日中は横ばい、米CPI待ち
12日の東京時間にユーロは横ばい推移。昨晩は米生産者物価指数が予想を大きく上回る伸びを示したことからドル買いが次第に強まり、ユーロドルは1.17台半ばから1.16台後半に大きく値を下げました。明けての本日東京時間は一転して小動きとなり値幅も1.1670-93と限られたものとなりました。
市場は今晩発表される6月の米消費者物価指数待ち、必ずしも生産者物価指数との連関性が高いとは言えませんが、生産者物価指数同様の上ブレとなった場合には、より市場へのインパクトは強く、ユーロドルは一段安となる可能性があります。
(ユーロドル日足)
テクニカルには昨晩のドル買いでユーロドルは日足の一目均衡表の雲から転落。
昨日漸く基準線を転換線が突き抜ける、所謂「好転」が生じたにもかかわらず、その基準線(1.1680)、転換線(1.1691)に絡まって、身動きの取りにくい形となっています。
夕刻発表されたユーロ圏の5月の鉱工業生産はおおむね良好かつやや事前予想を上回りましたが、為替はほぼ反応せず。
今晩この後は21:30に米6月CPI、新規失業保険申請件数の発表があります。
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