A$円、上値余地を探る動きが継続中(17年5月第二週)

5/7に行われたフランス大統領選の決選投票も予想通りの結果に終わり、市場の関心はアメリカや欧州の実体経済、金融政策に移っています。

A$円、上値余地を探る動きが継続中(17年5月第二週)

豪ドル/円、上値余地を探る動きが継続中。85円が壁となる可能性も。

豪ドル円、84円台回復するも小売売上高等弱く豪ドル買いにはつながらず

5/7に行われたフランス大統領選の決選投票も予想通りの結果に終わり、市場の関心はアメリカや欧州の実体経済、金融政策に移っています。また、第1回の投票結果後の4/24には既にリスク回避的な円買いの動きが収まり、その後は円の売り戻しの動きが強まっており、豪ドル/円も84円台を回復して来ました。一方で国内に目を移せば、オーストラリアの3月の小売売上高がさえない結果となったことから、積極的な豪ドル買いにも繋がらない状況にあります。

短期はいったん底打ち、85円が壁になる可能性も

チャートを見ると、4/19に付けた81.49で一旦底打ち、反転の流れに入っていますが84円台半ばにある強い上値抵抗を上抜けきれておらず、豪ドル急伸にも繋がらない状態です。85.10-20の抵抗を日足の実体ベースでクリアした場合はもう一段上値余地が拡がり易くなりますが、個々の日足が強い状態にないので85円が壁となる可能性にも注意が必要でしょう。日足の上値抵抗は84.40-50と85.10-20に、下値抵抗は83.00-10、82.60-70にあります。21日移動平均線は83.08にあり、これを守って上値トライの可能性に繋げていますが、82.50割れで終えた場合は形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。

週足でも上値トライ、しかし陽線弱く、中朝沖での弱気は継続

一方週足を見ると、3週連続陽線引けとなり、今週も上値トライの動きが強まっていますが個々の足が上昇エネルギーの強いものではないため、大幅続伸にも繋がらないと見られます。週足の上値抵抗は84.50-60に、下値抵抗は82.10-20にあります。31週移動平均線は84.13に位置しており、これを上抜けきれていませんがが、62週線は81.82に位置しておりこれには一旦跳ね返されて、上値トライの流れに乗せています。しかし、月足が上値を切り下げる流れから上抜けきれておらず、この月足の上値抵抗が86.50-60にあることや、31ヵ月移動平均線も86.40に位置しており、長期トレンドは豪ドル弱気の流れに変化が認められません。

豪ドル/円、上値余地を探る動きが継続中。85円が壁となる可能性も。

豪ドル/円【週足】:(5/10現在31週移動平均線は84.13にあり、これを上抜けきれておらず下値リスクを残した状態に、62週線は81.82にありこれに跳ね返されて一旦反転、上値トライの動きが進行中。)

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