NZ弱気の流れは変わらず(2017年3月第五週)

トランプ大統領の経済政策に対する先行き不透明感からリスク回避的な流れが継続しており、NZ円相場は上値を切り下げる流れに変化が認められませんが、

NZ弱気の流れは変わらず(2017年3月第五週)

NZ弱気の流れは変わらず。下値余地が限られる可能性も。

トランプ大統領の経済政策に対する先行き不透明感からリスク回避的な流れが継続しており、NZ円相場は上値を切り下げる流れに変化が認められませんが、ニュージーランドの景況感には大きな変化は認められないので、調整的な下げに留まるなら長期的なサポートポイントである76円台を大きく割り込まない可能性も高いと見られます。

チャートを見ると、日足は1/27に付けた83.80を直近高値として上値を切り下げる流れに変化が認められず、この日足の上値抵抗は80.00-10近辺にあります。一方で200日移動平均線が77.39にあり、現状はこれを守って推移していることや、これを下抜けた場合でも76円台には長期的な下値抵抗が控えていることから、短期的には一旦下げ止まる可能性も高いポイントです。21日移動平均線は79.03に位置しておりNZ弱気の流れを変えていませんが、前述の通り、中・長期的な下値抵抗ポイントにあることからNZ売りも慎重に臨む必要がありそうです。日足の下値抵抗は77.30-40と76.10-20にあります。

一方週足は、8週連続陰線引けとなり上値を切り下げる流れが継続中です。今週も上値の重い展開となっており、下値リスクがより高い状態に変わりありませんが、既に8手連続陰線引けとなったことや、昨年6月に付けた69.33を起点とするサポートラインを下抜けきれておらず、78.00-10近辺が週足の下値抵抗として働く可能性を内包しています。現状は78.53に位置する31週移動平均線の下で推移していますが、79円超えで越週出来れば、強い下値抵抗を守って週足が陽線引けとなることから、今週は78円台を守りきれるかどうかが焦点となりそうです。78円割れで越週した場合はもう一段下値余地が拡がる可能性が生じますが、この場合でも76円台には長期的な下値抵抗が控えており、このレベルは簡単には下抜けないでしょう。週足ベースで見た強い上値抵抗は、80.00-10に、下値抵抗は78.00-10、76.00-10にあります。31週、62週移動平均線は78.53と76.62に位置しており、現状はこれに挟まれて推移していますが、31ヵ月移動平均線は81.40に位置しており、今月はこれにぶつかって反落しており、月足の形状は下値リスクがやや高い形となっています。

NZ弱気の流れは変わらず。下値余地が限られる可能性も。

NZ/円【週足】:(3/29現在31週移動平均線は78.53にあり若干下抜けているがダマシの範囲内、62週線は76.62にあり中期トレンドはNZ強気の流れにある。)

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