スコットランド独立問題再燃(2017年2月28日)

ユーロ圏の政治不安の中、スコットランドの独立問題が再燃。

スコットランド独立問題再燃(2017年2月28日)

ユーロドル:2月28日のファンダメンタル分析

テーマ:ユーロ圏の政治不安の中、スコットランドの独立問題が再燃。

昨日の日報で
3月15日のオランダ議会選挙、
4月〜5月のフランス大統領選挙、
3月末へ向けてギリシャ債務返済と追加支援の問題
やはり3月末へ向けブリグジットの交渉開始
6月頃か、イタリアの総選挙
9月にはドイツの連邦議会選挙
との予定を述べましたが、
昨日はその中のブレグジットに関して、スコットランド政府が英国政権に対し非公式ながら、英国からの離脱の賛否を問う2回目の国民投票の実施を求め、メイ英国首相がそれを条件付きで認めたのではとの報道でポンド安が進んでいます。

一方で、最新の世論調査によれば、フランス大統領選の5月の決選投票においては中道の本命マクロン前経済相が、EU離脱を掲げる極右政党の国民戦線党首のルペン候補に圧勝すると予想され、フランス10年債利回りが1カ月ぶりの水準に低下、スぺン・リスクがやや後退。
またイタリアに関しては、レンツィ前首相が、 総選挙の有無はジェンティローニ首相が決定するものとの認識を示し、イタリア総選挙が6月にも実施されるとの懸念が後退、イタリア10年債利回りも1カ月ぶりの低水準となる2.13%へ低下。

先ずは3月15日にはオランダ議会選が予定され、EU離脱派が勢いを増していて要注意です。
また、足元の動きはドルの動向次第とも言える状況なので、ドルの動きの影響による展開にも要注意です。
今日28日に行われるトランプ大統領の施政方針演説が注目され、内容次第で大きく動きそうです。

ユーロドル:2月28日のテクニカル分析

ポイント:ユーロ圏の政治不安は継続で、ユーロの戻り売り優先も継続。

昨日は足元の地合いがいかに不安定であるかを示唆した展開でした。
フランス10年債利回りが1カ月ぶりの水準に低下、スぺン・リスクがやや後退で、昨日安値の1.0552から昨日高値の1.0631へ上値戻すも、ドル買いの流れで1.0581へ急落。結局1.05代後半で始まり、引けました。

テクニカルには、とても大切な局面を迎えています。
依然2本の先行スパン1.0558と1.0820の間にあるものの
2日の高値1.0829を付けた後の下押しトレンドの継続の中にあるとの見方に変わりはありません。
と同時に21日以降は横ばい推移のままです。

1.ここ3日間、日足の一目均衡表の基準線と転換線は横ばい推移。
2.先行スパン1と2は、1月30日以来、こちらも横ばい推移。
3.先行スパン1の1.0558は、明日にでも1.0616へ上昇。
4.先行スパン2の1.0820は、今日1.0648へ急低下。
等の状況のもとにある中、
転換線が、1.0587で横ばい
実勢値が、1.0585でNY引け
先行スパン1が、1.0559で横ばい
と各線が集まってきています。

今日のポイントも、転換線です
同線を下回っている限りは安値更新の可能性がありと見ます。
この転換線に上値を抑えられる格好で、16日以降下値模索となっているからです。先行スパン1を下抜け、その下のエリアへ抜けてゆくのか、
または、下値を先行スパン1に支持され、上値を模索する格好で、転換線の1.0587、基準線の1.0661と
上抜けてゆくのか、
今の段階では、どちらもありです。

下値目途は、
1.1.0557に位置する日足の一目均衡表の先行スパン1、そして22日安値の1.0494。
2.同レベルを下抜けてくれば売りサインとなり、1月3日の年初来安値1.0339が意識されます

上値目途は
1. 転換線の1.0587、基準線の1.0661の回復。
2. その上値は今日1.0648へ急低下すると見られる日足の一目均衡表・先行スパン2の1.0820ですが
その後の反落に注意です。

今日のレンジは、1.0550~1.0650と見ます。

オーダー/ポジション状況

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