豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想
(2022年5月3日火曜日東京時間13時30分公表予定)
明日5月3日火曜日、定例の豪州政策金利が発表されます。今回の予想は以下です。
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(5月2日11時00分現在)
現行のOCR 0.10%を0.25%へ利上げ(予想レンジは0.10〜0.50%)
前回の4月会合では予想通りOCRは据え置きとなりました。今回は4月27日発表の第1四半期消費者物価指数(前年同期比+5.1%、事前予想は+4.6%)をみても高まるインフレに利上げ実施を予想しています。以下は今回の利上げ予想に関する要因や先行きの判断材料となっています。
@ 予想レンジは0.10〜0.50%で、金利据え置きも見られるものの、一気に40ベーシス上げの予想もあります。
A 豪州の総選挙が5月21日に行われる予定になっており、財政政策の機動性が失われることから、中銀がこの辺りをどの様に加味するのか。
B ウクライナ戦争や中国のゼロコロナ対策で世界経済の鈍化が懸念されており、特に豪州の場合は中国リスクが大きな割合を占めており、今回は中銀の先行きの経済見通しが出る予定ですので、成長率などの変化はどの様になっているか。
C 保有債券縮小に関する議論は5月会合としているので、その詳細内容がどの様になっているか。少なくとも縮小スケジュールを示さないと相場に影響が出そうです。
D 住宅価格の上昇が急激だったが、高価格帯ではやや下がり気味で、中・低価格帯では緩やかな上昇となっているので、住宅ローン金利への影響を抑え込む可能性あると予想している向きもあります。
下記はエコノミストのOCR見通しになっています。前回4月時の先行き予想と比較すると、かなり前倒しの利上げ拡大予想に変わっています。仮に、今回中銀が40ベーシス利上げを実施しても、NZ中銀の様に予防的利上げになると、先行きの利上げスケジュールが変わってきます。
以下は前回4月5日の金融政策記者発表要旨(一部)です。
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(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。(出所:豪州中銀HP)
相場に関してはシカゴポジション332を御参照願います。
尚、次回会合は2022年6月7日(火曜日)に予定されています。
(5月2日13:00、1豪ドル=0.7050米ドル)
(以上)
オーダー/ポジション状況
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