ユーロドル1.18台前半、米株先物につれ続伸し一目均衡表の「雲」の下限に到達
31日の東京市場でユーロドルは上伸。朝方1.1797レベルで取引が始まったユーロドルは、時間外の米株先物が東京時間の午後から堅調に推移したことを受けて、午後はほぼ一方向で上昇、15時台に高値1.1832をつけています。欧州時間に入って米株先物が失速したことでユーロドルも上昇一服となりましたが底堅く、欧州序盤は1.1820-30レベルでのもみあいとなっています。
昨晩海外時間の為替市場は前週末のジャクソンホール会合でのパウエル議長の講演を通過した後の空白のような時間帯となりました。ハト派的と解釈された講演内容を受け、債券市場では米長期金利が低下、株式市場も利上げ未だ遥かとみて、おおむね堅調にするなど、それぞれ緩やかながらも反応を示したのに対して、為替市場はドル円もユーロドルも、それ以前の膠着状態を続けた形となりました。ユーロドルは堅調な株価と米長期金利の低下に欧州時間は上昇したものの、1.18レベルで頭を抑えられ、高値圏で伸び悩む形となり、1.1797レベルでアジア時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、本日まで7営業日連続で上値を伸ばし、上昇基調が鮮明化。
21日線、基準線を上放れ、本日はここまでの高値1.1832が一目均衡表の「雲」の下限と一致しています。ただ、現状一目均衡表の「雲」は上限が1.2009と分厚く、途中90日線、200日線も内包して、簡単に上抜けられる状況にはありません。
本日のところはユーロドルが一目均衡表の「雲」の下限を抜け、「雲」の中に入るか否かで地合いの強さを見極めることとなりそうです。
序盤の欧州主要株価指数はまちまち。今晩この後は22:45に米8月シカゴ購買部協会景況指数、
23:00に米8月消費者信頼感指数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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