3. ユーロドル反発基調なるも、転換線に頭抑えられ上値も伸びず (8/23夕)

ユーロドル反発基調なるも、転換線に頭抑えられ上値も伸びず (8/23夕)

23日の東京市場でユーロドルは1.17台を回復してじり高推移。

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ユーロドル反発基調なるも、転換線に頭抑えられ上値も伸びず (8/23夕)

ユーロドル反発基調なるも、転換線に頭抑えられ上値も伸びず

23日の東京市場でユーロドルは1.17台を回復してじり高推移。朝方1.1697レベルで取引が始まったユーロドルは、日中、米株先物が堅調推移した流れを受けて、徐々に値を上げ1.1724レベルまで上昇、底堅い推移を見せました。
夕刻発表された8月の仏、独、欧州圏の製造業、サービス業PMIはすべて前月を下回り、事前予想にも達しない項目が散見されています。とりわけ、供給のボトルネックや輸送の不安定さの影響を受けて製造業が不冴えで、全般的にサービス業よりも前月比の下落幅が大きくなっています。ただ、ユーロドルへの影響は、一旦は軽微で、ユーロドルは18時過ぎに1.1733まで上値を伸ばし、東京時間18:30現在は1.1725レベルで取引されています。

先週末の海外市場では全般的に動意の薄い週末相場の中で、ユーロドルは米国序盤にかけて米株先物の軟調から弱含み、一時1.1664の安値をつけ、わずかながら年初来安値を更新しました。
しかし、その後は米株が上昇基調で取引されたためユーロドルも持ち直し、1.1700付近で週末を迎えています。

テクニカルにはユーロドルは、反発はしているものの、本日1.1734レベルの転換線に頭を抑えられており、また、21日線も1.1781とまだ遠く、上昇基調に転じたとは言い難い状況です。

序盤の欧州主要株価指数はおおむね堅調推移。今晩この後は22:45に米8月製造業・サービス業PMI速報値、23:00にユーロ圏8月消費者信頼感速報値および米7月中古住宅販売の発表が予定されています。

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