ユーロドル安値圏でもみ合い、パウエルFRB議長議会証言待ち
14日の東京市場でユーロドルは小幅反発後に反落。朝方1.1776レベルで取引が始まったユーロドルは朝方、昨晩つけた直近安値1.1772と面合わせした後じり高推移となり、夕刻にかけ1.1799まで上昇しました。しかし1.18に達することなく反落、方向感を失って、東京時間18:30現在は1.1784レベルで取引されています。
昨晩海外市場では注目された米6月消費者物価指数が予想外の強さとなったことで米長期金利と米ドルが急上昇、ユーロドルはいったん1.1780まで急落しました。その後は金利、為替とも乱高下しましたが、米30年債の入札が不調に終わると米長期金利が再度上昇し、ユーロドルは1.1772まで下落、そのまま安値圏で東京時間を迎えています。
市場は今晩の米下院でのパウエルFRB議長の議会証言待ち。昨晩前回に続いて年率5.4%の高い数字を示した米消費者物価指数を受けて、パウエル議長の「物価上昇は一時的、緩和的政策を継続」というスタンスに何らかの変化が見られるかに注目が集まります。
テクニカルにはユーロドルは21日線に頭を抑えられた形で反落。7/7の直近安値1.1782も割り込んでユーロ売り地合いに戻り、年初来安値1.1704を目指す流れとなっています。
序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面安の様相。今晩この後21:30から米6月生産者物価指数、23:30に米原油在庫の発表があります。そして注目の集まるパウエルFRB議長の下院での議会証言は25:00からです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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