米5月貿易収支の予想(21/7/2)

日本時間2021年7月2日21時半に発表予定です。

米5月貿易収支の予想(21/7/2)

米5月貿易収支の予想

本日21時半に米国5月貿易収支が発表されます。昨年4月以降、米国の貿易収支は赤字拡大傾向(下図@の黄色矢印)が続いています。米国は矢継ぎ早の景気対策などで、個人消費中心に景気拡大が続き、結果貿易収支赤字拡大の一因となっている可能性があります。下図Aの月別輸出入を見ても、輸入はコロナ後の昨年5月を底に拡大しています(オレンジ色)。今回5月は更に赤字拡大予想になっているので、予想通りの結果ならAの各月数値(特に輸入)も拡大していることが予想されます。本来、貿易赤字拡大はドルには良くない材料ですが、景気拡大の裏付けになる可能性があります。

米5月貿易収支の予想

(今回予想:2021年7月2日9:00現在)

@4月までの推移と今回予想値

@4月までの推移と今回予想値

(発表値は黄色の折れ線で、今回分は青の矢印)

灰色の折れ線:モノの貿易収支
黄色の折れ線:モノとサービスの収支(通常発表分)
青の棒グラフ:対中国
オレンジ:対日

A月別輸出入額

A月別輸出入額

下図はユーロドルの週足チャートです。現在はA(=1.1780)とB(=1.2260)の3角保合いの収斂中です。目先は昨日までの週足が包み陰線になっているので、ユーロが弱い状態となっています。AとB間には軽いサポートC(=1.1840)、上値は6月上旬からの抵抗線D(=1.2050)でのレンジがまず想定されます。
中期の流れは2020年3月央からユーロ高で、ラインE(=1.1600)と横サポートF(=1.1600)が下値ポイントになっています。今日の貿易収支・雇用統計でドル買い材料になれば、まずはA、そして状況次第では来週以降にE・F方向になりそうです。逆にユーロ買い材料なら、まずはD、そしてBへのトライになります。今週のユーロ寄り値が1.1941でしたので、ユーロ底割れ阻止するには最低でも1.19台乗せの終値が必要になりそうです。

A月別輸出入額 2枚目の画像

(7月2日10:45、1ユーロ=1.1845ドル)

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