米国 5月PCEとコアPCEの予想
本日(25日)、米国の5月PCEとコアPCEが発表されます。FRBのインフレ指標として1つの目安となっていますので、当面ウォッチしたいと思います。
5月予想は以下となっています。5月もインフレは更に上昇する予想となっています。
(2021年6月25日9時現在予想)
FRBは年前半のインフレは一時的と見ており、年後半から落ち着くとみています。但し、先週のFOMC時に公表された見通しでは、コアPCEが2021年末でも大幅に上方修正されており(下表赤字部分)、当面はこの年末3%予想が判断数値になります。従いまして、毎月のコアPCEが年末に向けて予想通りに下がってくるのか、あるいは9月に再度見通しを上方修正するのかを検証する必要があると思います。
(出所:FRB HP)
米国PCE(青)とコアPCE(オレンジ)前年比ベース推移
(黒より右が今回の予想値、赤はFRBのインフレ目標値、緑がFOMC予想値です。)
以下は本日発表予定の米国経済指標です。個人所得の2ヶ月連続マイナスが気に掛かります。
(2021年6月25日9時00分現在予想)
下図はドル円の日足チャートです。少し見難いですが、年初のドル底値から半年かけて順調にドルが上がっています。現在はラインA(=109円80銭)に沿って上昇しています。短期のドル高はこのサポートを切れない限り、ドルの上値トライ継続中です。現在の上値は3月31日の高値と顔を合わせて横抵抗線のB(=111円00銭〜10銭)に止められています。今日以降は3回目トライですので上抜けし易く、逆に抜けないと暫くはここが強い抵抗線となります。従いBをクリアしてくれれば、Aとのドル高トレンドラインC(=112円10銭)に向けてドル買いが継続されます。Bに止められた場合はAが重要ポイントになりますが、万一、切れてしまうとD(=108円40銭)、E(=107円50銭)が視野に入ります。そして年初からの短期ドル高トレンドが一度終わってしまいます。収斂の極み近くまできているので、収斂抜けを期待したいところです。
さて、今日は幾つかの指標が発表されますが、数値が全て良かった場合や悪かった場合は、最初の反応として、そのまま1方向に行くと思います。しかしながら予想数値が指標毎に上下した場合、米金利がどの指標に反応するかを見たいと思います。例えば、個人所得が予想以下で、コアPCEが予想を越えた場合に金利高になるのか、あるいは金利低下になるかの判断となります。
(6月25日10:00 1ドル=110円95銭)
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