アメリカ4月貿易収支予想(2021/6/8)

日本時間2021年6月8日21時半に発表予定です。

アメリカ4月貿易収支予想(2021/6/8)

アメリカ4月貿易収支予想

(日本時間2021年6月8日21時半発表予定)

本日21時半に米国4月貿易収支が発表されます。昨年4月以降、米国の貿易収支は赤字拡大傾向を強めています。米国が世界の先陣をきって景気回復を続け、個人消費が強い米国の赤字拡大は肯けます。特に輸入は2019年5月高値を越える水準まで増えました(下図Aのオレンジ色横線)。今回4月は赤字減少で、輸入も下がる見通しになっていますが、依然として高水準を維持していると見られます。

アメリカ4月貿易収支予想

(今回予想:2021年6月8日9:00現在)

@3月までの推移と今回予想値

@3月までの推移と今回予想値

(発表値は黄色の折れ線で、今回分は青の矢印)

灰色の折れ線:モノの貿易収支
黄色の折れ線:モノとサービスの収支(通常発表分)
青の棒グラフ:対中国
オレンジ:対日

上図@の黄色の折れ線グラフは2020年2月を底にして赤字拡大が続いていましたが、今回4月は赤字額がやや減少予想になっています。青の棒グラフは対中の赤字額ですが、3月に急増しています。まだ米中の貿易関税問題は継続していますが、米中の景気拡大がそれを弱めているようです。

A月別輸出入額

A月別輸出入額

上図Aの月別の輸出入額推移を見ると、輸入(オレンジ)はコロナ前の水準を越えており、更に2019年5月の高値をも越えました。一方、輸出(青)は前回3月を基準に青の横線を引いていますが、まだ2020年2月以前の高値を越えられません。

下図はドル円の日足チャートです。年初からのラインA(=109円00銭)と平行に上げたB(=111円10銭)のドル高トレンドを守っていますが、現在のスポットはラインAに近い水準まできています。もし、今日の貿易収支、あるいは10日のECB金融政策、米消費者物価指数などでドルに悪い数値がでると、5ヶ月以上も守ってきたサポート切れになります。切れた場合はC(=108円70銭)、D(=107円45銭)辺りが次の下値ポイントになります。逆に、サポートを維持できればBとダブルトップのE(=111円00銭)を試せる流れを守ったことになります。

アメリカ4月貿易収支予想 2枚目の画像

(6月8日12:50、1ドル=109円40銭) 

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