オーストラリアドル週報(2020年11月第4週)

豪ドルは対米ドル、対円で堅調に推移しています。

オーストラリアドル週報(2020年11月第4週)

豪ドル/円、短期は“豪ドル強気”を維持。

今週はオーストラリア独自の注目される経済指標の発表はなく、アメリカの足元でのコロナウィルス感染者数増加への警戒感とワクチン開発の進行への期待感の狭間で、政治面ではトランプ政権から新政権への移行手続きが開始され、政治混乱のリスクが後退して経済対策への進展への期待感が増したこともあり、株式市場は史上最高値を更新、為替市場もリスク選好的な動きがやや勝った動きとなっています。豪ドルは対米ドル、対円で堅調に推移しています。

チャートを見ると、日足は11/19に付けた75.41を直近安値として再び上値余地を探る動きに繋げています。先週の下げが調整的なものに留まったことで、短期トレンドは“豪ドル強気”の流れを維持していますが、現状は、11/11に付けた直近高値77.10を上抜け切れておらず、豪ドル急伸にも繋がっていません。しかし、これを上抜けた場合は78円超えにある一段と強い抵抗をトライする動きが強まり易くなります。短期トレンドは75円割れで終えた場合は下値リスクが点灯します。日足の上値抵抗は77.00-10、76.60-70、78.00-10に、下値抵抗は76.50-60、76.00-10、75.60-70にあります。21日、120日、200日移動平均線は75.72、75.50と73.02にあり、短期トレンドは “豪ドル強気”の流れに入っています。

一方直近の週足は、陽線を繋げられずに実体の小さい陰線引けとなりましたが、下げ余力の強いものではなく調整的な押しの範囲内に留まりました。また、今週は75円台の抵抗を守って週初から上値トライの流れに戻しており、10/29に付けた73.14を基点として下値を切り下げる流れには変化が認められません。一方で8/31に付けた78.46と11/11に付けた77.10を結ぶ短期的なレジスタンスラインを上抜けきれておらず、この週足の上値抵抗が77.00-10にあることから、これを上抜けて越週するまでは、上値余地も拡がり難い状態です。今週の週足の上値抵抗は77.00-10、78.00-10に、下値抵抗は75.00-10、74.00-10にあります。31週、62週移動平均線は74.52と73.44にあり、中期トレンドは“豪ドル強気”の流れを維持していますが、75円割れで越週した場合は短期トレンドが変化して下値リスクが高くなります。

豪ドル/円、短期は“豪ドル強気”を維持。

11/26現在、31週、62週移動平均線は74.52と73.44にあり中期トレンドは“豪ドル強気”を維持している。

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