ドルインデックス
今週月曜のシティグループのレポートで来年のドル下落について書かれたものがありました。同レポートによると「ドルは2000〜10年の前半と似たような道筋をたどる」とあり、この時期のドルはインデックスベースで高値121.29から安値71.21まで50.08、率にして41%下落しました。
上のチャートが2000年から2010年までの月足ですが、シティは長期的なドル安サイクルに入ると見ていて2021年だけでも最大20%下落の可能性を示しています。
テクニカルにどうなのかをここ数年の週足チャートで見てみます。
2018年安値と2020年高値の押しを計算すると直近安値はほぼ78.6%(61.8%の平方根)押しと重なり、直近の円高、ユーロ高の動きから再び2020年安値を試しやすい動きとなっています。そして、同水準を下抜けると2018年安値の88.15を試す流れが考えられますが、現在の92.65レベルから考えると5%弱です。
短期的には今の水準から5%程度のドル安を見る可能性が年内か年明け早々にでもあるのではないかというのが個人的な見方です。
シティのレポートには他にも面白いものがありましたので、レポートを分けて考察してみます。
オーダー/ポジション状況
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