ユーロドル1.18台前半に反落
19日の東京市場でユーロドルは1.18台前半中心の方向感のない動き。朝方1.1853レベルで取引が始まったユーロドルは、欧州各国がEUに対して英国との貿易交渉がノーディールとなった場合の時間的な余裕のなさを懸念して、その際の計画を公表するよう求めるとの報道により、EUと英国の通商協議妥結への楽観がやや後退、1.1832まで下落しました。その後はじりじりと持ち直し、1.1850を回復する場面もありましたが、方向感は定まらず、東京時間18:00現在は1.1820-25レベルまで下げての取引です。
昨晩海外市場では為替市場と株、債券市場の相関性が薄れる動きが顕著となり、ユーロドルもドル金利上昇の序盤にドルが売られ、株価が反落する前にユーロ売りに転じました。昨晩の高値1.1891が前日高値1.1894に届かなかったうえ1.19の攻略に2日続けて失敗したことで、テクニカルなユーロ売りが主導した可能性があります。
テクニカルにはユーロドルは、上記の通り1.19を攻めあぐめたことでユーロ買い基調がやや弱まっていますが、転換線を割り込んだものの、1.1811レベルの一目均衡表の「雲」の上限や1.1789レベルの21日線には達しておらず、下げ基調に転じたとまでは言えない状況。本日はこの二つのラインで下げ止まるか注目です。
序盤の欧州主要株価指数はコロナのワクチン期待を足元の感染拡大が覆い隠す形でほぼ全面安。今晩この後は22:30に米新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数、24:00には10月景気先行指数、中古住宅販売の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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