豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(10月5日12時00分現在)
(2020年10月6日火曜日東京時間12時30分公表予定)
豪州の政策金利が明日6日(火曜日)に発表されます。尚、10月4日(日)に豪州は夏時間に移行しましたので、発表時間が1時間早まりました。
『現行の0.25%を据え置き エコノミストのレンジは(0.1〜0.25%)
3年債利回りの上限を0.25%に維持することも据え置き(レンジは0.1〜0.25%)』
豪州中銀の9月政策金利は予想通りの据え置きになりました。今回10月は中間値で据え置き予想になっていますが、エコノミスト予想レンジでは0.1〜0.25%に広がりました。要因としてはコロナウィルス感染の再拡大、それによる第3四半期の経済指標の不冴えとなっています。特に先週発表された8月小売売上高は前月比▼4.0%となり、GDPの60%以上占める部門の低下は中銀としても気にかかると思います。
仮に今回据え置いても、11月には利下げ実施とみています。下表の先々の予想をご参照ください。但し、0.1%に下げた場合は来年末まで0.1%を継続する予想になっています。また、利下げに伴い、3年債のイールド上限も0.1%に抑え込む見通しになっています。
今回の注目点は
@ 今回(10月)利下げを実施するか。
A 据え置きしても、第3四半期の経済指標に対するコメントがでるか。あるいは次回以降の会合での利下げを示唆する内容がでるか。
B 為替相場は9月の金融政策時点(9月1日終値0.7372)よりは、豪ドル安になっていますが、現行水準を容認するのか、あるいは何らかのコメントがでるかが注目されます。
エコノミストの先々見通しは下記となっています。
(2020年10月5日12時00分現在)
政策金利推移
(2020年9月末までと10月予想値…赤い線より右側)
豪ドル米ドルの相場はシカゴポジション250をご参照お願いします。万一、利下げを実施した場合は豪ドル売り先行が予想されます。また、金融政策に先立ち9時半に8月貿易収支の発表が予定されています。
次回金融政策発表は2020年11月3日(火曜日)に予定されています。
(10月5日15:00、1豪ドル=0.7181米ドル)
オーダー/ポジション状況
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