3. N$シカゴポジション(2020年6月23日現在）

N$シカゴポジション(2020年6月23日現在）

NZドルポジションは完全にスクエアになりました。

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N$シカゴポジション(2020年6月23日現在）

シカゴポジション（CME）236

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション（CME）236

主要通貨ポジション（単位：枚）(2020年6月23日現在の数値)


ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、＋数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位（１枚当たり）：豪ドル/米ドル＝100,000豪ドル、NZドル/米ドル＝100,000NZドル

上記4通貨ともドルショートを増やしています。ユーロが次のポイントが15万枚、円が5万枚なので、この辺り積み上げれば豪ドルやNZドルにも影響を与えてくると思います。但し、以下のテクニカルでは豪ドル、NZドル共にまだ上値が思い感じになっています。

NZドルポジションは完全にスクエアになりました。ロングを1,700枚増、ショートを200枚減とし、ネットショートは僅か15枚になりました。豪ドル以上に動き易いポジション残高です。総枚数の32,000枚も過去の最低水準である30,000〜33,000枚に入っており、相場に方向感がでるまでは30,000枚台で推移することになりそうです。チャートを見ると、赤いNZドル安トレンドライン0.6040〜0.6600米ドル内で推移しており、このトレンド内にある黒の横線0.6240〜50米ドルとの収斂（0.6240〜0.6600米ドル）になりそうです。

実際の相場は短期で0.6190〜0.6710米ドルのNZドル高を形成しています。（中長期のNZドル安トレンドは変わりません）このトレンドライン内で現在は切り下がりの0.6500〜10米ドルの抵抗線に遮られて調整しています。一方で下値は0.6370米ドルにサポートがあり、目先は0.6370〜0.6510米ドルレンジで対応する形になりそうです。

上抜けで0.6540、0.6580〜90、0.6650、0.6710米ドルに順にある抵抗線狙いになります。逆に0.6370米ドルを切れてしまうと、0.6310〜20、0.6240、そしてレンジ下限の0.6180〜90米ドルトライの動きに繋がります。
シカゴのNZドルポジションは過去を見ると±5,000枚まではどちらにも動ける枚数なので、やはり1万枚を越えるポジションの傾けから新たなトレンドを見た方が良いかと思います。

シカゴポジション（CME）236 2枚目の画像

（1NZドル＝0.6433米ドル、6月29日14:30）

直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ（青）はネットポジション（左目盛）、折れ線（オレンジ）は締日のNY終値（右目盛）になっています。

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