ユーロドル21日線割れからリバウンド
〇ユーロドル週明けのリスク選好回復に反発
〇週末一旦下抜けた21日線及び1.12台を回復
〇引き続き株価動向次第、週明けの欧米市場動向要注視
22日の東京市場でユーロドルは堅調に推移。先週末に欧州理事会で復興基金設立が物別れに終わりユーロドルが1.1168まで急落した流れを受けて、週明けも1.12割れの水準で寄り付いて、朝方には先週末安値に近い1.1169まで値を下げる場面もありましたが踏みとどまり、株式市場のリスク選好回復に夕刻にかけてじり高となりました。欧州勢参入後には1.12台を回復して東京時間18:30現在は1.1220レベルでの取引です。
テクニカルにはユーロドルは先週末に21日移動平均線(本日1.1201レベル)を下抜けましたが、本日は切り返し、いったん下げ止まりの様相。先週は週末にかけ悲観材料が目立って値を下げた株式市場ですが、特段新しい材料がない中で根強い買い意欲が感じられます。欧州復興基金に関しては、時間は要しても最終的には決着するとの見方が大勢で、週末の物別れもユーロドルはこのまま株式が下げ止まるのか次第にところが大きく今晩の市場動向に注目です。
序盤の欧州株価指数先物はまちまち。今晩この後は21:30にシカゴ連銀全米活動指数、23:00に米5月中古住宅販売、およびEUの消費者信頼感指数の発表があります。
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