ユーロドル1.10挟み 米長期金利上昇で一段安
18日の東京市場でユーロドルは1.10を挟んで方向感なく推移。
米長期金利の上昇に伴う米欧金利差の拡大で夕刻にかけ1.0956までユーロが下落する局面もありましたが、その後米長期金利が反落したことでやや戻し、東京時間19:30現在は1.1015レベルでの取引です。
昨日一旦はFRBのCP購入プログラム再開による流動性供給策と、トランプ政権の1兆ドルを上回る景気刺激策を好感した株式市場ですが、効果は一日持たず、現在は時間外の米株価指数先物の4%近い反落と、序盤の欧州株の4-5%に及ぶ下落に見舞われています。
その中で米長期金利は昨晩の対コロナウイルス施策を好感して上昇したままの水準を維持、夕刻には10年物国債利回りが一時1.21%に乗せる動きともなっており、市場間の動きにややばらつきが感じられます。
為替はドル円も、ユーロドルも米長期金利を追う動きとなっており株価の動きには反応薄。
テクニカルにはユーロドルは昨晩の米長期金利上昇に伴うドル買いで当面のサポートと目されていた90日線、21日線ばかりか、一目均衡表の「雲」も下抜けてきており、一旦は2/20の安値1.0778から3/9高値1.1495までの上昇の76.4%戻し1.0947で下げ止まった形です。
今晩も株価の動きは気になるものの、為替市場に関しては乱高下する株式市場を追うことを回避する様子が窺え、しばらくは長期金利をにらみながらの展開が継続しそうです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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