雇用統計を前に方向感無し(2016年6月3日)

昨晩ECB理事会は無風、やや期待の持たれたOPECは決裂で朝方ドル円は108円台後半で戻ってきました。

雇用統計を前に方向感無し(2016年6月3日)

雇用統計を前に方向感無し

昨晩ECB理事会は無風、やや期待の持たれたOPECは決裂で朝方ドル円は108円台後半で戻ってきました。しかし、海外時間のうちに原油価格が需給の逼迫から49ドル台を回復していたこともあり、本邦株式市場は比較的冷静な反応となりました。
売買が交錯する中で、一部で前日売られすぎた分の買戻しが入った形ですが、雇用統計等のイベントを控え積極的に上値を追うという展開にもなりにくく日経平均は前日比79円の小幅高16,442円で引けています。

一方ドル円は朝方109円台を回復したものの、後場に入り下値を探る展開になり一時海外の安値108.53を下回って108.50まで取引されました。ただ、こちらも明確な方向感は出ておらず、ポジション調整の範囲の動きと考えられます。尚、108.50は一目均衡表上最後のサポートである転換線の本日の水準です。

今晩は雇用統計、貿易収支(21:30)の他にISM非製造業指数、耐久財受注(23:00)等の重要指標が並びます。雇用統計の非農業部門雇用者数変化の市場の予想は+16万人。
ただ、さすがに6月利上げについてはいまだ懐疑的な見方が多く、多少数字がよいくらいでは利上げに直結するとは判断されないものと思われ、為替相場への影響は限定的でしょう。一方で予想外に悪い数字が出た場合はそれなりのドル売りが発生するものと思われ予断を許さない状況であることには変わりありません。

序盤の欧州株価指数先物は堅調に推移。

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