短期はNZ弱気の流れ(2016年6月第一週)

ニュージーランド経済は引き続き好調さを維持していますが、為替相場は経済の良さと相反して対ドルでは4/19に付けた0.7054を高値として上値を切り下げる流れに、

短期はNZ弱気の流れ(2016年6月第一週)

短期はNZ弱気の流れ。74円割れの越月か73.00割れを見たら一段の下落リスクに注意

ニュージーランド経済は引き続き好調さを維持していますが、為替相場は経済の良さと相反して対ドルでは4/19に付けた0.7054を高値として上値を切り下げる流れに、対円でも昨年12月の83円台を戻り天井として上値を切り下げる流れが継続中です。
チャートを見ると6/1の日足が陰線引けとなり、上値トライに失敗しましたが、5/6に付けた72.55を直近安値として下値を切り上げる流れを維持して終えています。この日足の下値抵抗は73.50-60にありますが、これを割り込んで終えた場合や、73.00割れを見た場合は新たな下落トレンドに入る可能性が高くなります。

一方直近の週足は実体の小さい陰線引けとなり、下げ余力乃強いものではありませんが、昨年4月に付けた92.41を起点として上値を切り下げる流れからも抜け出しておらず、この週足の上値抵抗は77.00-20にあります。短期的には5/6の72.55を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、先週もこの下値抵抗に跳ね返されていることから、この週足の下値抵抗ポイントである73.40-50を割り込んで越週しない限り、小反発の可能性を残しています。しかし、今週は週初から75円超えをトライする動きが強まりましたが、上値を追い切れずに再び74円台前半まで押し戻されており、週足の形状がやや悪化し始めています。73円割れを見たら一段の下落リスクに要注意。31週、62週移動平均線は77.24と80.45にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れにあります。

5月足は月足サポートの74円台を守って越月しましたが、日本の金融政策を巡る思惑から円高圧力が再び強まっており、下値リスクがより高い状態に変わりありません。6月足の下値抵抗が74.50-60にありますが、74円割れの越月か、週足の終値ベースで73.40割れを見た場合は2009年2月に付けた大底44.25を起点とする長期サポートラインを下抜けて長期トレンドも“NZ弱気”に転換します。

             NZ/円【週足】            

             NZ/円【週足】            

(6/1現在31週移動平均線は77.24に、62週線も80.45にあり中期トレンドは“キウィ弱気”の流れにある)

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