ユーロドル 東京午前に直近安値更新後小幅反発 (2/14夕)

14日の東京市場でユーロドルは直近の安値を更新。午前中に瞬間値的に1.0827

ユーロドル 東京午前に直近安値更新後小幅反発 (2/14夕)

ユーロドル 東京午前に直近安値更新後小幅反発

14日の東京市場でユーロドルは直近の安値を更新。午前中に瞬間値的に1.0827と2017年4月以来の安値をつけた後、やや戻し、東京時間19時現在は1.0845近辺での取引です。
新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが弱まらず、金融市場のリスク選好が後退する中、有事のドル買いが働くと同時に、今のところ感染拡大が少なく、実額はともかく米中貿易交渉の過程で貿易も抑制気味との印象の米経済の「相対的な優位」が目につく動きとなっています。

また、このような状況下ながら本日米中両国は2年間の貿易交渉を経て初めて双方が追加関税の一部を引き下げを実施、そのこともあってかNYダウ先物は日中ほぼプラス圏で推移、米10年もの国債利回りも概ね1.6%台を維持しドルの高値を支えました。

一方、夕刻発表されたドイツの第4四半期GDPは前期比の伸びが0%となり一層コントラストが鮮明に。今晩発表される米小売売上高、鉱工業生産や、ミシガン大消費者信頼感指数等の1−2月の米指標の結果次第では、一段のユーロ安進行もありうる状況です。

テクニカルにはユーロドルは最後のサポートと目されていたフィボナッチ76.4%ライン(1.0864チャート参照)も下抜けて、目先中長期トレンド下限の1.06台半ばから1.07台半ばのラインまで下値余地が広がっています。
序盤の欧州株価指数先物は概ね堅調推移。本日米1月小売売上高は22:30、同鉱工業生産、設備稼働率は23:15、ミシガン大製造業指数は24:00の発表です。

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