ユーロドル東京時間安値圏でじり安後反発、短期達成感も(2/12夕)

12日の東京市場でユーロドルは1.09台前半での動き。

ユーロドル東京時間安値圏でじり安後反発、短期達成感も(2/12夕)

ユーロドル東京時間安値圏でじり安後反発、短期達成感も

12日の東京市場でユーロドルは1.09台前半での動き。日中は早朝の1.0921を高値にじり安推移、1.0902の安値をつけ、昨日に続き1.09割れを窺う動きとなりましたが欧州勢参入後は小幅反発1.0926まで戻した後、東京時間19:00現在は1.0921レベルでの取引です。

連日の下げに加え、一昨日来の独与党党首の次期辞任意向による政局不安でユーロドルは10日海外時間に下げ幅を広げ、当面の下値目途と目された1.0911に達しました。さらに昨晩、パウエルFRB議長の議会証言の原稿が公表され「金融政策が適切である可能性が高い」との内容が伝わると、対ユーロでは一段とドル買いが強まり、一時1.0892と昨年の安値1.0879(19/10/1)に迫る動きを見せました。しかしその後はすぐに1.09台に値を戻し、本日はユーロ売りに一服感が出ています。

テクニカルにはユーロドルは12月以降形成されたヘッドアンドショルダーの目標値1.0911に意外に早く到達した印象。また、昨年安値1.0879に近い1.0892まで下げたことで、一旦は達成感も出ている形です。
ただ、1.0879を下抜けると水準的には2017年5月に遡ることとなり、週足以降のチャートを検討しなければならない局面です。

真ん中のチャートはユーロ円週足ですが、ここ17年来の安値だった2017年1月安値1.0341起点、2018年2月高値1.2555までの上昇のフィボナッチ76.4%が1.0864と現水準に近く、こちらもそろそろユーロ売りが一旦は止む根拠となりそうです。

一方で、起点を2018年後半に置くか2019年初に置くかでやや異なるものの、現状は緩やかなユーロ安のトレンドの中にあることも事実で、現状のトレンド下限は短めのトレンドで、1.07台半ば、長めでは1.06台半ばとなり、これらの水準までは下値も許容範囲、いずれは試す可能性がありそうです。(一番下の週足チャート拡大分ご参照)

序盤の欧州株価指数先物は概ね上昇。今晩この後は昨晩の下院に続き、パウエルFRB議長の上院銀行委員会での議会証言が深夜0:00より予定されています。

ユーロドル東京時間安値圏でじり安後反発、短期達成感も

ユーロドル日足

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ユーロドル週足

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ユーロドル週足

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